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短所を認めること=自分を大切にすること

アメリカの小学校の学芸会を見学した時、私は心から感激した。

一人ずつ舞台に登壇し、名前を言ってひな壇に整列していくんだけど、
出てくる子出てくる子、めっちゃ個性に溢れてたから。

踊りながら出て来る子もいれば、モジモジ恥ずかしそうにする子、バク転したり、声がやたら大きかったり、小さかったり。
でもその一人ひとりに先生たちは「フゥ~~♪♪」とノリノリで歓迎していくのだ。そして合唱が始まったら、超バラバラw
え?2回ぐらいしか練習してないの?って思うほど酷いw

でもね、みんなとっても楽しそう。歌が苦手なら口パクでもいいのか。
そんなん許されるのか。どんな個性も受け入れて、すげーな・・・と。

日本なら、完璧に仕上がるまで練習を何度も繰り返す。そうして初めて親や全校生徒の前で披露できる。これが団結を生んだり、職人のように完璧を追求できる人に育つのかもしれない。いいところもあると思う。

でもさ、完璧や正解じゃないと、人前に出られず、自分で自分を許せなくなっちゃうんじゃないかとも思う。

私は、失敗を恐れず、自分の個性を大切にして、更にどんな個性も受容できる、そんな楽しくて優しい世界が好き。

だから、もう失敗したり、出来ない事があるからって、自分を責めるのはやめよう。

失敗を恐れたら、何か新しい事にチャレンジするのに必要以上にハードルが高くなる。自分の描く理想が高過ぎて、ちょっとした事で挫けそうになる。

間違えたってええねん。失敗したってええねん。

少しずつ自分を磨いたり、自分の限界を知って、誰かに協力をお願いしたらいい。世の中はお互い様や。

出来ない人を笑うな。馬鹿にするな。そんなことしたら、自分の恥ずかしい部分を隠したり、ごまかすようになる。周りも自分に恥ずかしい部分を晒け出しにくくなる。

出来ないことは恥ずかしいことなんかじゃない。個性や。

皆で協力し合えれば、学校や職場が助け合いのできる素敵なチームに育つ。
自分が出来ないことで、人のスキルも、職場の協力体制まで作り上げる。
これって、有能な人が一人で成果を出すことよりも凄いこと。

それに誰かに手伝ってもらえたら、感謝の気持ちが増えるし、お手伝いした人もスキルが上がるうえに、感謝されて気分もUPする。

見方を変えるだけで、ただの悪いことなんて一つもない。
なんなら最高に社会貢献してるや~ん!素敵や~ん。

自分の短所と思っていた部分も、丸ごと好きになれたら、もう最強。
人の短所や失敗も許せるし、笑い飛ばせるようになる。

それは自分の身を置く世界が、楽しく優しいものになるってこと。

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