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シナリオの講師になったよ【自己紹介あり】

2024年4月からシナリオ講座・第81期研修科にて、講師を務めることになりました。
生徒さんに教えながら自分も学ぶことがあると思い、これまで培った作劇法とあわせて記録に残したいと思います。

<登場人物>
船橋勧 (ふなばしすすむ)/ 脚本家・ゲームシナリオライター

作家の特徴:けっこう運だけで、業界に残っている。依頼の多くは、困った企画や脚本が集まりがち。よく書けなくなったライターさんの代わりに書いている人。たぶんスクリプトドクターとかもできる。

TBS系「コック警部の晩餐会」は、新人でありながらオリジナル作品だった。
プロデューサーと企画を立てて、脚本にのぞんだ。
しかし、このドラマはとても難しい挑戦だった。
なぜなら事件を起こして30分(実質23分前後くらい)で謎を解決し、全ての事件が料理にまつわるという縛りがあった。
なのに、あまり評価されなかった。

作家には日向と日陰がいる。
ぼくは、日陰だ。
10年くらいこんな調子だけど、ほんと運よく生き残ってる。
これまで出会った人たちに感謝します。

そんな日陰作家だけど、オリジナルを書きたい欲求がある。
生徒さんは自由に書ける。ぼくも書いてみようと思う。
いや、もう小説家になろうとして書いている。
コロナ禍で時間ができて書いた作品がある。
それは、2022年メフィスト賞、最終選考になった作品。『ある死刑囚の息子』を公開します。

でも、2024年にある賞に応募した作品が一番おもしろいと思っている。
いつまでも手元に置いておきたくて、書き終えて2週間も出すのをためらった。
はじめて、作品を我が子と思えた体験はとても貴重だった。
またそんな作品を書く予定。

ただ脚本家としてまだやり残していることがある。
アニメ脚本や配信ドラマもまだ書いていない。舞台も書いていない。
講師を務めるなら、全てを経験してから生徒さんに教えたかったと思う。
けれども、困った脚本をこの数年間リライトしてきた実績がある。
日陰は日陰なりに、教えられることがあるはずだ。

さあ、一緒に学びの旅に出よう!


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