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《性格が悪すぎて、、、》【統制環境とキャリア34】

『ウチは”統制環境”を原則通りにデザインしてた?』

「そうなりますね。
詳しくは、ほんとうに細かく聞いてませんので、、、
でも、コバヤシさんのお話を伺ってると、既に”統制環境”が無意識で構築されて、実践されているように思われます」

『、、、へぇ〜、それは、、、何だろう。
気持ち悪いな。
知らないうちに、知らないウチの会社が創られてた感じ?』

「まぁ、知らなくてもイイんですよ。
機能するコトが大事で、それ以上でも、それ以下でもない。
むしろ、知らなくて実践できてれば、それに越したコトはない」

『でも、気持ち悪いんだよ。知らないコトが嫌なの、自分のコト、ウチの会社のコトで』

「、、、分かります。
解説みたいなコトをご所望ですかね、社長」

『説明する気、満々だろ。
もう顔が語り始めてる』

「では、お言葉に甘えて」

『何も言ってないけど、、、』

「まずは、そうだな、、、原則5から」

『なんでだよ。原則3じゃないのかよ』

「順番通りがイイんですか?」

『そうでもないけど、原則1が体現で、原則2がみてもらう。
次は3だろ、、、
でも、イイや。原則5で』

「原則3でもイイですよ?」

『5‼️』

「はい、承知しました。
原則5は、人材の要件です」

『要件?』

「そうです。どんな人材に働いてもらいたいか、という問いに対する答え、ですね」

『、、、ウチの場合は、感情を仕事に持ち込まない奴ら、というコトだけど』

「それが明確なら、原則5はクリアですね」

『クリア?
そんな簡単なコト?』

「あれっ、前に言いませんでしたっけ?
原則は17個すべて、そんな簡単なコトだけですよ。
難しいコトなんて、どこにもない、、、のに、用語が難しくて、説明が難しくて、届かない、届いてないだけなんです」

『でも、働いてほしい人材の要件が決まってる、なんて、初歩の初歩じゃん。
それが原則、だなんて、、、
そうか、だから原則、なんだな?』

「そうなんです‼️
原則ですから、最低限のベースなんです。更に、その原則のうち、1から5までは”統制環境”なんです。
つまり、最低限のベースのうちの、更に土台なんです」

『、、、じゃあ、当たり前のコトのはず、ってコトになる。
そういうコト?』

「そうですねぇ、、、もう”内部統制”の虜ですね、コバヤシさんも」

『、、、楽しんでるな、ヤギさん』

「楽しくて仕方ない。
だって、分かってもらえてるから。
なかなかスムーズに伝わらないんですよ。
そうだなぁ、コバヤシさんの言う、余計な感情が邪魔をします。余計な感情に、無駄な知識が合わさって、難解になる。
何回説明しても、難解さが深まる。もう南の海に逃げ出したくなる。
純粋に、目の前の文字や考え方に向き合えば、何も難しくないし、当たり前、当たり前のコトだけ残る」

『でも、それはあくまでヤギ解釈で、何て書いてあるの?』

「日本語ですか?」

『どっちでもイイけど、まずは日本語』

「責任ある個人の確保、です」

『責任ある個人の確保?
責任ある個人も分かんないし、確保?』

「17個ある原則のうち、私が一番、誤訳に近いと感じる原則が、この5です。
誤訳は言い過ぎです。でも、敢えて誤訳と言います。伝わらないから」

『英語では?』

「Holds individuals accountableです」

『アカウンタブルな個人を持つ?』

「そうですね。
だから、責任ある個人の確保、になります」

『誤訳じゃない。むしろ、そのまま』

「そうです。英語をそのまま日本語にしてます」

『、、、だから、伝わらない。日本語としての表現になってない?』

「そうなりますね。
ちなみに主語は、、、」

『組織が、だろ?』

「そうです。The organizationです。
組織が個人を持つ。つまり、確保になったんですね」

『でも、ヤギさんは、そうじゃないと考えてる』

「擬人化したら、確保、でイイんです。間違いではない。でも、英語の表現は当然に、日本語と違う。
例えば、Exciteという単語。エキサイティングとか、言いますよね。
英語で、I excite youでは、どちらがエキサイト、つまりワクワクしてますか?」

『Youの方だな。私があなたをワクワクさせる』

「そうです。では、Disneyland excited youでは?」

『ディズニーランドはあなたをワクワクさせた』

「私なら、あなたはディズニーランドを楽しんだ、と訳します。日本語の場合、主語は大抵、ヒトです。その方がスムーズです。
させる、させた、というのは、主語と目的語が逆になってます」

『ややこしい。まわりくどい。よく分からない』

「ですね。
原則5、私ならこう訳します。
説明責任を果たす個人が組織を構成する」

『要するに、ちゃんと働いてくれるスタッフがいる、ってコトだな』

「そうです。確保する、というのは、その通りですが、確保するのが誰なのか、という疑問が湧きます」

『それは、会社だろ?』

「会社は誰ですか?
人事ですか、それとも、社長ですか?」

『それは、それぞれで』

「では、個人が組織を構成する、なら?」

『、、、いずれの場合も、だな』

「というコトです。
原則というのは、最低限のベースなので、どの場合も適用されるようにしておいてほしいなぁ、と僕は思います」

『あのさ、言ってイイ?
物凄く性格悪いな、ヤギさん』

「ありがとうございます」

『それに、面倒。厄介。嫌な奴だな』

「お褒めいただき光栄です」

『呆れるなぁ、、、』

「少し難しい解説でしたね?」

『少し?
難しすぎて、吐き気がするよ。
誰も追いていかないよ、アンタには』

「、、、そうですね。そうなんです」

『分かってるなら、どうにかしなよ』

「分かってくれるヒトを、ずっと探してました。
そして、それを実践してるヒト。
コバヤシさん、、、
コバヤシさんは、どうですか?
今、ほんとうは、どんな気持ちですか?」

『、、、ほんとう?
ほんとうは、、、
面倒すぎて、厄介すぎて、吐き気がするほど、、、
エキサイティングだよ‼️』

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