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【ウソみたいな自己紹介〜バイト君、辞めました編】

これは、
noteを始める前、
5月の始め頃に、
Facebookに投稿した文章で®️。

®️は、ここでは、
リサイクルマークだよ。

トレードマークを付けるほど、
自分の書くモノに自信ないよ。

私が、
ビジネスの世界に入るコトを、
ハッキリと決意した背景には、
あの有名俳優の言葉があった。

私が自分を少しだけ理解して、
自分の活躍の場所を見つけた、
そんなステキな瞬間のコトを、
知ってもらいたいので、
ココに修正加筆します。


ネクタイとスーツが似合うと言われて20年の私。
 
毎日、
満員電車でも、
それはそれで構わない。
 
むしろ、
カジュアルな服装で過ごすより、
そちらの方が、
気持ちが引き締まるかも。

昨年と同じように、
緊急事態宣言下で、
自粛を強要されて、
流石に今は、
スーツもネクタイも、
全く活躍していない。

電車は殆ど乗らない。
満員電車に戻らない⁉️


さて、
姿勢が良いのと、
胸板があるので、
スーツにネクタイの私は、
格好良く見えるそうです。

低い身長にもかかわらず。
 

リモートでしか会っていヒトに、
私はどう映っているのだろうか、、、


私の画面映りは、
いかがでしょう⁉️


なんて、
気になるけど、
聞けないよね。


背が低いので、
背が高い人に、
昔からずっと、
憧れがあります。
 

男女問わず。


あっ、
女男問わず、だ。

レディーファースト。
 

皆さん、
TENET』という映画、
ご覧になりましたか?


コロナ禍の米国で、
劇場公開にこだわり、
大コケしてしまった作品です。

日本でも、こっそり公開。

多分、見てないよね。
 

バットマン ダークナイト』などの、
クリストファー・ノーラン監督最新作で、
とてもとても難解な映画。

(個人的には、『メメント』の衝撃が、忘れられないのよ、、、)
 

大コケって言われてるけど、
でも、
製作者も配給会社も間違ってない。


絶対に劇場で体感すべき映画で、
私個人の昨年のベスト3です。
 
1・2は、アレとアレ。
 

その、
『TENET』のキーマン、
いや、
キーウーマンの身長は190cm。
そして、とにかく私好みの美人。
名前は、何度調べても、
頭に入ってこない。
 
ぜひ、ご自身でお調べください。
 

それに、
最新のCG技術をあえて使ってない、
こだわりの詰まった作品。
超オススメですよ。

ちなみに、
映画館での迫力は感じませんが、
DVDも出てますし、配信もされてます。

外出できないGWに、是非どうぞ。
 

あぁ、
なんで、
空調が完璧の映画館まで、
無観客⁉️

 

さてさて、
今日は、
何本の映画にも主演している、
私より背の低い、
特にイケメンというわけでもない、
大河ドラマ主演俳優との、
21年前のエピソード。
 
 
大学で演劇をやっていて、
間違って役者を志してしまった私は、
就職活動もせずに、
有名大学を卒業しちゃった、
バイト君の日々。
 
夢や希望というより、
自分でないヒト(ときどき、それ以外)になれる時間に、
憑りつかれていました。
 
そんな毎日に、
浸かっていました。
 
そして、
疲れてしまいました。
 
だって、
仕事は小田急線新宿駅構内の売店の倉庫係。

いまは、
小さなセブンイレブンに、
変わってしまってるなぁ。

時の流れに、
逆らわない、
逆らえない。

台車に荷物を積みこんで、
構内に9店舗ほどあった気がしますが、
それぞれの売店から発注された商品を運ぶ日々。
 

「役者やってます」
 

そういうと何だか価値がありそう。
強がりですよ。
正確には、
バイト君やってます、です。
 

そんな状況に、
いよいよ我慢できなくなった私は、
バイト君、
辞めました。
 

そして、
資格の学校TACに行き、
公認会計士試験講座に申し込みます。
でも、それはまた別の話。
 

そんなこんなで、
試験勉強に集中し始めたある日、
バイト君やってました時代に、
少しだけ関係のあった、
キャスティングプロデューサーから連絡が。
 

「今度、
ある映画の端役で、
君をキャスティングしたいんだけど、
大丈夫?」
  

今では、
どんどん死に絶えてしまっている、
実際の線の繋がった固定電話の、
留守電。
 

もうバイト君でない、
TAC生の私は、
考えた。
 

バイト君やってないんで、
なのか、
はい、喜んで、
なのか?
 

後者。
 

撮影前の衣装合わせや、
監督との面談(といってもご挨拶だけ)など、
実際の映画の現場は、
代えがたき体験。
 

そして、
撮影当日、
そこに、阿部サダヲ
 

いまでこそ、
国民の半分以上が知っている。


史上最低視聴率の大河ドラマ主演俳優であり、
紅白歌合戦出場歌手(ロックバンド、グループ魂ボーカルの破壊)ですが、
当時は、
世間的には無名。
 

ただし、
演劇界では評価が高く、
私もご一緒できることが嬉しかった。
 

全く誰にも気づかれないのに、
スーツ姿で登場した場面で、
パンツのチャックを開けていたり、
微妙な間を絶妙に創り込み過ぎて、
NGになったり。
 

あぁ、
こうやって彼は、
役者業を仕事にしてるんだな。
 

そんな風に感じていた昼休憩。
 

隣でお弁当を食べている彼に、
こう聞いてしまいました。
 

「阿部さんは、何で役者、やってるんですか?」
 

それに対する彼の答えで、
私はキッパリと、
その憧れのステキな世界から、
離れることが出来ました。


本当に感謝している。
 

今思えば、
長く長く長く長く、
ずっとずっとずっとずっと、
真剣に続けていれば、
もしかしたら、
彼のように、
マルマルモリモリしたり、
ブルーリボン賞を獲ったり、
したかもしれない。
 

でも、
その時の判断は間違ってなかった、
と思いたい。
 

資格を取って、
ビジネスの世界に飛び込んだ私は、
世界の形を、
適切に捉えることが出来るようになった。
 

家族もできたし、
家も買ったし、
出版した本も買ってもらえた。
サイン会だって、
やった。
 

独立して失敗して、
借金もしたし、
お客さまに寄り添い過ぎて、
社内処分も受けた。
 

左遷もされたし、
解雇もされた。
 

いろんなことが、
この20年間で、
すべて、
私の糧になって、
今の私がある。


ありがとう、
私を受け入れ、
そして、
拒否したビジネス社会。
 
 
そうして訪れた、
2021年の今、
不思議なことが起こっている。
 

出勤するなと言われ、
満員電車も、
スーツも、
ネクタイも、
要らない。
  

そんな世界になっちゃった。
 
 
勿論、
その後、
会う機会はなかった阿部さん。
今なら、サラリーマン、やれますよ。
 
 
21年前のあの日、
私の質問に、
彼は、
少し恥ずかしそうに、
こう答えた。
 
 

「だって、
ネクタイして、スーツ着て、
毎日会社に行くことが、
僕には、絶対、
できないからね」
 
 

それでは。
 
【いつか、また、どこかで】

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