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ロゴを作ってみた、その極意とは

友人が趣味で珈琲を焙煎しており、本格的に屋号やロゴを付けてやっていきたいということで、ロゴづくりを一緒にやってみることにした。私の知り合いにデザイナーさんがいるのでロゴづくりの極意を聞いてみたところ

ロゴづくりは、とにかくクライアントの話を聞いて聞いて聞きまくること!!!

と言われたので聞きまくることにした。友人の口から出てきたことを挙げると

・珈琲を通じて話に花が咲いてほしい

・飲んでくれる人が幸せになってほしい

・明るいイメージ

・居住している戸越銀座商店街を中心に活動をしている

という感じであったため早速ロゴ制作に取り掛かった。


まず、ベースとなるものをどうするか。珈琲っぽいものを選択するか、文字から連想して作っていくかを考えたが、その両方から作ってみた。

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コーヒーカップを、戸越の「戸」っぽく作成したつもりであったが、友人からは説明なしにはわかってもらえなかったため、ボツ。花が咲いているだけで、話に花は咲いていないし、ね。


いくつもの案を作成した後、次は上記の戸越カップ(仮称)のなんとなくの面影は残しつつカップを二つにして笑顔を入れ、お互いが向き合って会話しているような形とした。湯気が途中で一つに重ねて話が盛り上がって意気投合している感じをだした。

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これは友人からも好評で仮決定した。明るくにぎやかな感じが出ている。


これをデザイナーさんにも見せたところ、下記の通りアドバイスをもらった。

・「戸」感はもっと出した方がわかりやすい

・真ん中の湯気もっといい感じに

・左右にオブジェクトを置くなら、全く同じではなく動きを付ける。

なるほど理にかなったコメントばかりである。アドバイスを友人と共有し、改善作業に取り掛かった。


左側のカップは、思い切り「戸」に振り切ってみた。また笑顔は右のカップが受け持っているので、左側のカップ戸のくりぬく部分は珈琲豆の形とした。これにより一層「戸」に近づいた。湯気についても様々な珈琲のイラストより似合うものを選択しなおした。

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友人からは、右側の笑顔のカップ単体が良い、と評価いただいた。「戸」以上に話に花が咲いて笑顔になっていく感じを大事にしたいとのことで、気に入っていただけたようだ。

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このロゴを採択してもらい、無事スタンプとして作成された。お礼として送られてきた珈琲には早速スタンプが押してあった。ロゴのお返しを珈琲でいただく、なんか令和の新しいコミュニケーションのスタイルだなーと感じた。

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今回のロゴ制作活動を通して、改めてデザイナーさんより聞いていた通りクライアントに聞いて聞いて聞きまくることが大切であることを学んだ。しかし、聞いて聞いて聞きまくって、それで作ってもすり合わないこともあるので、製作途中でも適宜聞いていくことが大切であることを学んだ。また、クライアント側が自分の想いをブレずに持ち続け、デザイナーの想いが強すぎて暴走した際にしっかり待てをかけることも大変重要である。今回はその両方が上手くかみ合ったので、大変楽しく制作活動を行うことができた。

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