よいアウトプットにはバトルがある
こんにちは、新米広報のかやこです。
広報での学びをアウトプットする「新米広報日記」、今回のテーマは「よいアウトプットにはバトルがある」をお届けします。
気付いたら記事がリリースされていた
広報になって驚いたことの一つが、こちらへの確認なく記事がリリースされることです。もちろん確認してくれるケースもあります。
記事が作成されるまでは、取材対応に始まり、この情報はあるか、これは事実か、こんな画像はないかと色々やりとりしていたのに、いざ記事ができると知らぬ間にリリースされている!
こ…こんなことって…?
私たちは取材を受けた側なのだから、確認があって然るべきなのでは?と当初は驚きを隠せませんでした。
原稿は確認させてもらえないのが当たり前
広報の先生に尋ねたところ「原稿は確認させてもらえないものと思うべし」とのお言葉が。
そして「原稿を確認しない=メディアのプロ意識の表れ」でもあると。
(原稿確認する=プロ意識がない、ではないので悪しからず…)
こちら記事にも書いたことですが、あくまでもメディアがみているのは読者です。取材対象である私たちではありません。
何をどのように読者に届けるべきかは、自分たちが一番わかっている。だからこそ「原稿?確認させるわけないだろ?」という態度はプロ意識の表れなのだそうです。な、なるほど…
事前準備が100%
できた記事を確認させてもらえないとなると、取材本番にいかに魂を込めるかが記事の出来を左右します。
先方はこんな記事にしたいという思惑があって依頼してくるわけですが、当然こちらにもこれを言いたい/言いたくないという思惑があるわけです。
こんな質問が来たらどう返すか?どこまで情報をだすか?この内容について取り上げてもらうためにはどのような出し方をするべきか?
勝負どころの取材では事前準備に数時間かけることもザラだとか…!日々目にするあの記事もこの記事も、こんな背景を経て出来ているのかと思うと頭が下がる思いです。
本気のぶつかり合いがバトルを生む
メディアはこうしたい、自分たちはこうしたくない。ではどこまでできるか…というせめぎ合いはときにバトルを生むそうです。そうして途中険悪になることもあるけれど、結果的にはすごく良いものができるのだとか。
これを聞いて「ああ、わかる」と、思い出したことがあります。
COTENのコーポレートサイトでは、「投資家(VC)さん×深井龍之介」の対談記事を連載しています。
取材から執筆まで私がやっているのですが、「こういう記事にしたい!」という私の思惑と、投資家(VC)さんサイドから頂く修正内容がコンフリクトすることがあるんです。
バトルでも何でもない小さなやりとりなのですが、そこでお互い妥協せずに「こうしたい」をぶつけあってアウトプットに反映させることで、良いものができたという実感はありました。
第一弾:海野慧さん×深井龍之介
第二弾:諸藤周平さん×深井龍之介
☝︎そのときの記事がこちら
スムーズよりもトラブル
先生が言っていてとっても心に残ったのが、この言葉です。
スムーズにいくよりも、作り込む過程を大事にしているものの方が、結局いい記事になる。トラブルを乗り越えているものの方が質が上がる。
できればスムーズに進めたいと願ってしまいますが、これを乗り越えれば最高のものができるはずだ、と思えばトラブルも愛せますね。
渦中では全然そうは思えないところが難しいんですけど。笑
これからもせめぎあっていいものを発信していけたらと思っています。
でもやっぱり記事は確認したい
でもやっぱり記事は確認させてもらえたら嬉しいなああ〜〜と思ったり。笑
ただ確認させてもらうと、毎回細々と言ってしまうので、お相手を辟易とさせている可能性大。。。みなさまいつもありがとうございます……!
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