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『響け!ユーフォニアム3』4話所感。そして感涙を伝えたい。

(蛙๑╹ω╹๑ )<こんにちは。カエルです。

今回もユーフォ4話の感想など書いていこうと思っとりますが、今回は本編からの引用画像多めとなっております。

というのも、第4話は表情描写がすごく凄かった回のように感じたためです。
いえ、ユーフォに限らず、京アニ作品は細やかな表情の変化、表情による感情の描写は多いのですが、今回は、内容も相まって特に表情の変化が際立っていたと思います。

(蛙๑╹ω╹๑ )<という訳でさっそくGO!
なお、アニメの流れで切り取って書いているのでキャラクターのエピソードが飛んでたりするのはご愛嬌。


きみとのエチュード

(蛙๑╹ω╹๑ )<エチュードとは。

エチュード【エチュード】
etude〔仏〕

 練習曲。いろいろな楽器の演奏技巧の修得を目的とした楽曲。

出典

音楽用語としては。練習曲のこと。
また、

美術で、絵画・彫刻制作の準備のための下絵。習作。

演劇で、即興劇。場面設定だけで、台詞せりふや動作などを役者自身が考えながら行う劇。

コトバンク

(蛙๑╹ω╹๑ )<第4話については、緑と求の「練習曲」であり、また、二人の「即興劇」という側面もあったのかなぁ、と思いました。

※2枚の画像を横並びにしています

今回は緑と求の師弟回だったワケですが、求のバックグラウンドが明らかになった事で、関わり方、そして客観的な見え方にも変化が起きた回でしたね。

とても好きな回だった。


源ちゃん先生の声、江原正士さんなんだ。

江原 正士(えばら まさし1953年5月4日- )は、日本の声優、俳優、ナレーター。神奈川県出身。青二プロダクション所属。

出演作品
ハリーポッターシリーズ:ヴェルデモート卿
フォレスト・ガンプ一期一会:トム・ハンクス

他多数

(蛙๑╹ω╹๑ )<個人的にはアニメ『傷物語』のドラマツルギー役が印象深いかな。


(蛙๑╹ω╹๑ )<ええ声やなぁ。さすが劇団四季や劇団昴に所属していたり、外画の吹き替えで多くの俳優を担当していらっしゃるだけある。



葉月ちゃん髪切った?

(蛙๑╹ω╹๑ )<え、突然カワイイじゃん。かわよ。


「さっすがママ先輩! お母さんみたい」

(蛙๑╹ω╹๑ )<どっちもオカンやんけ!


滝「ドラムメジャーの厳しい指導と、皆さんの努力の賜物でしょうか」

(蛙๑╹ω╹๑ )<そしてサンフェス後。

恐い先輩にビビる武川さんとリーダー然としている麗奈

声をかけられる武川さん
恐い先輩
慌てる武川さん
拳を強く握る武川さんと、全体的に柔らかい雰囲気の麗奈
武川さんの頑張りに感謝を伝える麗奈
カッコいい仕草の麗奈
麗奈に努力と結果を認められて
涙を流す武川さん


(蛙๑╹ω╹๑ )<『教育』に関する研究論文によると、人を育てる・指導する際、「結果や才能、ではなく、努力・戦略・選択(またそれらの工夫)、を評価すると人は努力を続ける事ができる」のだそう。

逆に「結果・才能だけを褒めると、ズルをしてでも良い結果を取り繕おうとして努力をサボるようになる」のだとも言う。

結果と努力が結びついている事を教えて褒めてあげる必要があるのだと言う。


(蛙๑╹ω╹๑ )<などを踏まえて、
前回「名指しでミスを指摘して吹奏楽部全体のレベルを上げるために厳しい指導を行なった麗奈」と、
今回「結果と努力を評価して感謝を直接武川さん伝えて褒めた麗奈」
は、表裏一体であり、最終的に部員全体のレベルとモチベーションを向上させる結果に至った。

という事になります。

(蛙๑╹ω╹๑ )<麗奈の指導者としての成長は描かれるのだろうか? と前回書きましたが、無事に回収されたと一安心しました。

とは言え、部員たちが脱落退部せずに、サンフェスを成功させたのは、久美子と義井沙里のバックアップが必要不可欠だった事を忘れてはいけない……。
沙里が良心の呵責に耐え切れず、先に脱落していたら、その時点で新入部員たちは瓦解していただろう事を考えると、麗奈は沙里にも感謝を伝えねばならぬ……。(久美子は……まあ大丈夫やろ笑)


とんでもねえ、細かい表情の変化

(蛙๑╹ω╹๑ )<今回の本題。先ずはこれらを見てけろ。

求の目の微妙な変化を見てほしい
緑の顔の角度が変わるたびに
心配そうになる表情を見てほしい

(蛙ω )<……え?俺今実写を観てる??

原画何枚描いてるの??

京都アニメーションは、こういう事普通にやり続けるから本当に怖い。

(蛙๑╹ω╹๑ )<求が、元同級生の樋口から源ちゃん先生との「家庭の問題」を案じられた末に「源ちゃん先生心配してるぞ。一言話しに行けよ」と言われ憤慨。
これからサンフェスのパフォーマンスだと言うのにちょっとヤバめの空気感をかもし、師匠の緑がフォローに入った場面ですね。

「すみません、演奏前なのに、緑先輩にこんなところ……」

たったこれだけの短いセリフ、約7秒のシーンでこれだけ二人の表情を動かして、表情で二人がどんな心境なのかを見せる。

という。

(蛙๑╹ω╹๑ )<すっっっっっっごい。

これが日本が誇るアニメーションの技術や……。

と思わずにいられないシーン。


身体の揺れだけで上で何が起きてるか見える

武川さんと会話をした後、それを見ていた久美子(右)が麗奈(左)に肩でぶつかって談笑するシーン。

(蛙๑╹ω╹๑ )<すっっっっっっっごい。

足しか映ってないのに、二人の重心移動が見える。だから上半身がどんなふうに動いているのかまで解る。


心配する師匠と、迷惑をかけたくない弟子

樋口から聞いた事情(亡くなったお姉さん、心配する源ちゃん先生)を話してほしい緑。
尊敬する緑先輩に自分の内情の事で迷惑をかけたくない求。


狭き門より入れ

狭き門より入れ

本当に自分にとって価値ある成果を得たいならば、困難な道を歩んでいくべきだ、ということ。

[由来] 「新約聖書―マタイ伝・七」に見えることば。
口語訳の原文は、「狭い門からはいれ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。そして、そこからはいって行く者が多い。命にいたる門は狭く、その道は細い。そして、それを見いだす者が少ない」となっています。
本来は、神の救いを得るためには、それ相応の努力をしなければならないことを指すことばです。

コトバンク

(蛙๑╹ω╹๑ )<という言葉が思い浮かんだシーン。

コントラバス奏者であり、源ちゃん先生の生徒でもあり、吹奏楽部員とのトラブルの末に音楽に挫け、最期には病気で亡くなった姉。

まるで、他の部員から責められている姿の様にも見える


その姉に似ている緑。

緑を初めて見た求は、どんな気持ちだったのだろう?

緑から見つめられている時、求はどんな気持ちだったのだろう。


今回のベストシーン

この、二人の表情の変化が、最高過ぎた。

(蛙๑;ω;๑ )<今そのシーンを観返して泣いてる。

間違いなく、第4話の「表情の変化、表情による感情の描写」を代表するベストなシーンです。


「気持ちは演奏に出るよ」

(蛙๑╹ω╹๑ )<そして「光」の演出。

求が、本当に心を開いて北宇治吹奏楽部の仲間になった瞬間。

「私はこのメンバーで最高の演奏をしたい。この3年間で
" 1番! " って胸張れる演奏をしたいと思っているから
だから、
求くんにも北宇治のために
良い演奏をしてほしいって。
それだけ!」
「それ、すごく嬉しいです」


(蛙๑╹ω╹๑ )<4話さ〜いこ〜!!!!


「神回」としか言えねー。


神回 認定


(蛙๑╹ω╹๑ )<です。異論は認めねー!




生きてるならいい

求と話して、なんだか姉の麻美子にLINEしたくなった久美子。

(蛙๑╹ω╹๑ )<もしかしたらユーフォくんのLINEスタンプ実在するのでは?

と思ったが無かった。
公式のスタンプ風アイコンなら存在した。

(蛙๑╹ω╹๑ )<やっぱ優子パイセン可愛いな。


「僕は北宇治の人間です」

(蛙๑╹ω╹๑ )<これも「光差す方を見る」という分かりやすいポジティブな表現。

これこそユーフォシリーズではよく見るやつ。


『愛の挨拶』エドワード・エルガー作曲


『愛の挨拶』コントラバス ピアノ 三重奏



『愛の挨拶』作品12
(フランス語:Salut d'amour)
1899年版の表紙

1888年にキャロライン・アリス・ロバーツとの婚約記念に贈った曲で、エルガーの作品中では初期のものである。
タイトルは当初、ドイツ語を得意としていたアリスのために “Liebesgruss” (意味は同じ)と名付けられたが、出版に際して出版社からフランス語に変更を求められ、“Salut d'amour” としたものである。なお、英語タイトルは "Love's Greeting" という。

Wikipedia

(蛙ω )<結婚の記念に贈った曲だからって、深読みはしない節度あるオタク。

た だ し 、

元々エルガーのピアノの生徒であったアリス

(蛙๑╹ω╹๑ )<みたいに、作曲家エドガーと、結婚したアリスは師弟関係だった事は覚えておきたい。


(蛙*^ω^*)<もうこれ結婚するじゃん!(深読み)



さておき。

お姉さんの練習曲エチュードであり、求、姉、祖父の3人を繋ぐ曲だった『愛の挨拶』は、

緑と求 二人のエチュードための曲になったんだね。



(蛙๑;ω;๑ )<はあ……、今週も本当に良いアニメーションをありがとう京都アニメーション。『響け!ユーフォニアム3』

また来週まで生き延びるよ。




という感じの第4話でした。

(蛙*^ω^*)<本当に最高ゥー!


他にもね、4話の中では立華高校が登場するしたり(スピンオフアニメ化の伏線かな?)、奏と真由の絡みだったり、今後の伏線は随所にありました。

(蛙๑╹ω╹๑ )<あと、立華高校のモチーフである京都橘高校吹奏楽部のみなさん、ローズパレードに向けてのクラウドファンディング1億1千万円調達おめでとうございます。

京都橘高校吹奏楽部
台湾公演マーチングステージ



そんな中、今回は緑と求にスポットを当てて、尚且つ京都アニメーションの " アニメーション技術者 " について語りたかったのでした。

(蛙๑╹ω╹๑ )<好き勝手語れて良かった。

そして百聞は一見にしかずなので、アニメもし観てない方がいたら必ず観てください。
今回だけでなく本当にすごくすごい、素晴らしい作品なので。



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それではまたᐕ)ノシ

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