【腸内細菌学辞典用⑧】

(蛙・ω・)<ビフィズス菌

■ビフィズス菌

Bifidobacteriales目 Bifidobacterium属に属する細菌の総称。
ヒト・その他動物の腸内に生息する善玉菌として有名な種。人間の腸管には
・B. bifidum
・B. breve
・B. infantis (B. longum subsp. infantis に再分類)
・B. longum
・B. adolescentis

の5種が棲息する。

・B. bifidum(基準種)
他に約42種9亜種(2013年12月時点)
 
・特に母乳栄養児の糞便に多く存在する
乳児期:腸内細菌の90%がビフィズス菌
4〜12歳:ビフィズス菌は減少傾向
20〜50歳:ビフィズス菌は20%以下
60〜80歳:ビフィズス菌は5%以下
 
・ビフィズス菌は糖を分解して乳酸、酢酸を作る
⇒酪酸の役割
✅結腸のエネルギー源
大腸の粘膜上皮細胞に必要なエネルギーの60〜80%が酪酸菌が生成する酪酸でまかなわれている。
✅腸管増殖因子(腸そのものを構築する)
✅傷害腸管の修復(リーキーガットの改善)
✅抗炎症作用(体内炎症レベルを低下させる)
✅大腸がんの抑制作用
✅アレルギーの抑制作用
 
⇒乳酸の役割
✅腸内は酸性に保ち、悪玉菌の増殖を抑える
✅疲労を防ぐ(血中の乳酸はエネルギーとして再利用される)
✅免疫機能の活性化

Wikipediaより一部引用

【論文】ビフィズス菌によるアトピー性皮膚炎の改善

・【論文】うつ病患者は体内炎症が原因


(蛙・ω・)<ビフィズス菌が良い!と言われるのは効果の幅がとても広いことが理由です。

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