【noteで学ぶ健康習慣の科学③:『肌』状態を良くするには腸内細菌から】
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
今回は『肌』と『腸内細菌』の関係性について。
腸内細菌が豊かで、悪玉菌が少なく、善玉菌や日和見菌が有効に働いていると、体内炎症レベルが低下し、身体や脳やメンタルに良い影響をもたらす。
というのはこれまでもたびたび紹介してきましたが、身体全体に効果がある腸内細菌は、肌の状態にも影響することが解っています。
そして腸内細菌の状態を良くするために行える事は、ざっと書き出すとこんな感じ。
①抗生物質を使わない(病気の原因と共に有益な細菌も死ぬ)
②自然に触れる(ガーデニングとか、キャンプとか)
③室内の換気をする(大気中には多くの細菌が存在する)
④菌類を食べる(キノコとか、発酵食品とか)
⑤腸内細菌のごはんをたくさん食べる(食物繊維とか、質の高い脂質とか)
⑥プロバイオティクス・シンバイオティクス(サプリメント類)を摂る
⑦運動習慣を作る
⑧他者と触れあう(細菌を移しあう)
ここまではこれまで何度も書いてきた内容です。
今回はここからさらに先のお話(o・ω・o)
■腸と肌の関連性
①113人の酒さ(肌の赤らみ)患者の、大半が小腸で悪性のバクテリアが繁殖していた
酒さ(酒さ性ざ瘡)とは皮膚病の1つ。
顔全体や一部が赤みを帯び、見た目は酒を飲んだ時のような赤ら顔になる。
軽度の症状では肌が赤くなる程度だが、重度の症状になると鼻瘤や膿疱(肌の変形や異常)に至る。
②大腸炎患者の14%、消化管に慢性炎症のある患者の24%に激しい皮膚炎が認められた
皮膚炎患者は消化器官にも異常がみられた、という内容。
③ニキビ患者の54%は、腸内環境が悪化していた
②と同様に、ニキビで悩む人の半数は腸内環境が悪く、悪玉菌が繁殖しているケースが多いというデータ。
など。先ずは、『肌と腸内環境は密接に関係している』という事を認識してもらうと良いかと。
■腸が荒れると肌が荒れるのはなぜ?
①肌には抗菌性ペプチドという肌を守る物質を分泌する機能があるが、腸が炎症を起こしていると、抗菌性ペプチドの分泌量が低下し、肌を守る力が低下する。
②腸が荒れるとサイトカインという物質が分泌されるようになる。
サイトカインは炎症を引き起こす物質で、肌でも炎症が起こり、吹き出物・湿疹の原因になる。
③腸には肌の脂の分泌をコントロールする役割がある。
腸内環境が悪化するとコントロールができず脂の分泌量が増加する。
脂が増加すると毛穴が開き、その脂の中で皮脂の酸化が発生する。
毛穴が開くという見た目の変化と、皮脂の酸化で吹き出物(ニキビ)が発生する
腸の状態を改善するということは、肌を守る事に繋がっている訳ですね。
■腸内環境を効果的に改善していくには?
もっとも重要なのは、食べ物です。
腸内環境の状態は、腸内細菌の活動が大きく関わっています。
ヒトの身体には、100兆〜1000兆の細菌が住んでいることが解っていますが、これはヒトの細胞より遥かに多い数です(ヒトの細胞は約60兆個)
つまり、ヒトと細菌は共生関係である。
これを理解した上で、腸内細菌に対して効果的なアプローチをして、最近を活性化する事が、もっとも有効で手っ取り早い戦略となります。
□積極的に食べるべき物
腸内細菌に効果的な食べ物は数多く存在しますが、摂りやすくて効果的なのが、
チコリ・たまねぎ・ごぼう
バナナ・にんにく
きのこ・発酵食品・オーツ麦・大麦
ブルーベリー・ブロッコリー
この辺りの食材。
積極的に食べた方が良いものです。
特に、きのこ、発酵食品、ブルーベリー、ブロッコリーは手軽で栄養価が高いのでオススメです。
□食べる量をコントロールすべき物
次に意識してほしいのが、食べる量を減らした方が良い食べ物。
対内の炎症を引き起こすものや、中毒性の高い食品、悪玉菌が活性化する食べ物のことを指します。
・揚げ物
・加工肉(ハム・ウインナー・ソーセージ)
・赤肉
・バター・マーガリン・プロセスチーズ
・甘いお菓子・スナック菓子・甘い飲み物
・ファストフード・外食
安価でおいしい物には、副作用もある。
という話。
現代人で上記の食品をゼロにするのはなかなか困難ですので、なるだけ量を減らしていく。
というのを考えながら食べ物を選んでみると良いかと思います。
□プロバイオティクス(細菌)を直接摂るという選択
現代人の腸内細菌は、その種類自体が減少しています。
例えば、乳酸菌の一種にロイテリ菌という種類の善玉菌がいますが、このロイテリ菌は現代人の腸にはほとんどいなくなっている菌です。
しかし、ロイテリ菌は本来、ヒト由来の善玉菌であり、昔は多くの人が腸内に持っていたと言われています。
まず認識してほしいのは、私たちの身体を守ってくれる腸内細菌の種類が不足している。
ということ。
ですので、腸内細菌を増やすためにプロバイオティクスを飲む事は有益だということです。
ただ、プロバイオティクスは種類が多すぎるので、自分で選んで摂るしかありません。
一応、カエルが今飲んでいる、過去飲んでいたものを紹介するので、参考にドウゾ。
画像をタップするとリンクにジャンプしますので、プロバイオティクス興味があれば覗いて説明を読んでみてください。
パレオな男 鈴木祐氏が開発協力しているプロバイオティクス+食物繊維のタブレット。
胃酸に抵抗を持つ有胞子乳酸菌が入っているので、胃酸を越えて腸まで届くのは◎
上で紹介したロイテリ菌の粉末プロバイオティクス。
虫歯の原因になる口内細菌や胃に感染したピロリ菌に有効。
乳酸菌なので、腸では悪玉菌の繁殖を抑える働きがある。
酪酸菌・乳酸菌・糖化菌の3種類をひとまとめにしたサプリ。
ハウスダストアレルギーなどにも効果がある。(腸内細菌が活性化するとアレルギー耐性が強くなるため)
プロバイオティクスが腸内環境に有効なことは科学が証明していますが、「サプリメントとはちょっと……効果が検証できないし……」という方もいると思うので。と言うかカエルがそうだったので。
先ずは、普段食べている物から、腸内細菌に良いものを摂る事をオススメしておきます(o・ω・o)
肌荒れやニキビ、アトピーやアレルギーにお悩みの方は、腸内細菌を意識してみてください。
この知識がお役に立てれば幸いです。
それではまた~(o・ω・o)ノシ
【参考資料】
パレオな男ブログ
・本気で肌荒れを治したいなら、コスメの前にまずは「プロバイオティクス」を使うほうがコスパは断然いいですよ
・アメリカ皮膚科学会式「自分を変える最強のスキンケア」
・【朗報】長かったプロバイオティクス探しの旅がついに「Probiotic-3」で終わる
・【腸内環境】症状別に効きそうなプロバイオティクスをまとめてみたぞー(有料版)
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