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大人が子どもの“学びの機会”を奪っていませんか?

あなたは困っている子どもにすぐ答えを教えていませんか?

例えば、
子どもが勉強をしていて、答えが分からない問題があると持ってきたとき

子どもが困っているときはたくさんあると思います。
しかし、その時「ああしなさい、こうしなさい」「こうしたらいいよ、ああしたらいいよ」などの答えをすぐに言ってはいけません。

今までに何度も言ってきた「問いかける」ことを意識してほしい。

そのために重要なことは、
周りを見る習慣です。

子どもは真似をする天才」と言います。
サッカーでは小学生の中学年から高学年にかけての年代を「ゴールデンエイジ」と呼ばれています。
この年代は、コーチや仲間の技術を見て真似ることをスタートとし、どんどん自分のものにしていきます。

真似をする(=模倣する)力は成長には不可欠です。
そして、真似をする行動の入り口になるであろう「周りを見る習慣」は、同じぐらい大事です。

最近の子どもは世話を焼かれすぎていて、周囲を観察し自分の学びにする力が弱いです。
これは明らかに、教える側が子どものタスク(課題)に介入しているからです。

前にも紹介した「アドラー心理学」には、「他者の課題」と「自分の課題」を分離しなければならないという考えがある。
大人が子どもの課題に介入することによって、子どもの学びの機会を奪い、成長の妨げをしているということです。

なので、大人は子どもに学びの機会を与えるだけでいいのです。
先ほどの例で言った子どもが分からない問題が出てきたときなんかは学ぶチャンスです。
大人がするべきことは答えを教えるのではなく、
よく見てごらん。考えてごらん。」と答えてあげること。

例えば、漢字の宿題。
「これ何て読むの?」
と聞かれたとき、「辞書引きなさい!」なんて叫んだりしていませんか?
もちろん答えも教えません。
辞書を引けと言われて引く子は、最初から辞書を引くでしょう。

では、どうするか。
まず、辞書を持ってこさせます。
そして、「どうやって使うんやったっけ。見せて。」あるいは、「私に引かせてみて」と問題と全く違う漢字を調べます。
それだけで、もう漢字プリントを片手に「教えて。」とくることはないでしょう。
なぜなら、辞書の引き方を見て学んだからです。
もう、自分を宿題を教えてくれる人とは思わないでしょう。
「辞書持ってきて」という人という風になるかもだけど。

このように、答えを求めてきた子どもに、答えを教えるのは簡単だし、できて当たり前です。
でも、これでは子どもはそれ以上を求めてこなくなります。
聞けば、答えが得られるから。
でも、現代の社会において分からないから聞けば答えが得られることってそんなに多くないはずです。

答えは自分で見つけること、答えを自分で作る時代にもなってきています。
つまり、現代を生きるためには「周りを見る習慣」が基礎になってくるのです。

子どもたちの学びの機会を奪わず、うまく付き合っていくことが大人の課題ですね。


この間、奈良公園に行って鹿と戯れてました!笑
いい写真が撮れました✌🏻

では、また!👋🏻



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