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明日できる仕事は今日やらない

佐藤優『見抜く力』を読んでいます。

「明日できることも今日やったほうがいい」という意識が強いと、いまやるべき緊急の仕事と、明日やっても間に合う仕事の区別が曖昧になってきます。その結果、本来なら「先送りしてもいい仕事」まで「いまやるべき仕事」に見えてきて、「目の前にたくさんの仕事がある。どうしよう」とパニックになってしまうのです。
大切なのは、「明日できることは今日やらない」という意識を持つことです。発想を切り替えることで、仕事の緊急度を冷静に判断できるようになります。 (p.169)


「明日できることは今日やらない」という意識、良いですね。
私はこの部分を読んで、「いかに仕事の緊急度を判断するか?」について考えました。

仕事には
・「今日やるべき仕事」
・「今日じゃなくてもいい仕事」
の2種類があります。

私たちは仕事の緊急度を判断し、その上で、「今日やるべき仕事」に集中する必要があります。

もし緊急度を判断できなければ、全部が「今日やるべき仕事」に見えてきて、「ヤバイ!忙しい!やること多すぎ!」というような、無駄な焦りや不安、ストレスを感じることになります。

闇雲に手をつけ、結局「今日やるべき仕事」が終わらなかった、みたいなことになれば、目も当てられません。

冷静に、落ち着いて自分の仕事をこなしていくためには、緊急度を判断する能力が不可欠です。
さらにそこで、「明日できる仕事は今日やらない」と決めてしまえば、「いまやるべきこと」に集中でき、無駄に焦る必要がなくなります。


さっき思いついたのですが、

仕事の緊急度 = 締切 × 所要時間

ではないでしょうか。

「いつまでにやらなければいけないか」という締切と、「それをやるのにどれくらいかかるか」という所要時間がわかれば、緊急度は判断できると思います。

「この仕事の締切は○日で、所要時間は大体□時間だから、今日始めないと間に合わないな」
「締切は○日だけど、この仕事は□時間で終わるから、明日やれば大丈夫だな」

みたいな感じで。

締切は簡単に把握できそうですが、所要時間の方は難しそうですね。
特に新入社員とかだと。
わからない・慣れていないから時間はかかってしまうし、どれくらい時間がかかるのかも予想できない。

所要時間の予測を外し、「思ってたより時間かかった!締切ヤバイ!」なんて事態は避けたいですよね。
新人のうちから、「この仕事はどれくらい時間がかかるか?」という所要時間の予測精度を高めていく必要があります。

私はスケジュール帳に
・所要時間の予測
・実際にかかった時間
を記録してみることで、予測精度を高めていこうと思っています。

その上で「明日できることは今日やらない」と決めて、落ち着いて働けるようにしたいですね。


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