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リアルアリス

↓前回はブリュッセルで観光して、深夜のシュツットガルト駅を
                徘徊した結果怖い思いをしたお話↓


(1/31 5日目)

 今日はシュツットガルトからコルマールに移動。ドイツの高速鉄道は予約不要だが、フランスの高速列車は予約必須なので駅で予約することにした。昨日はトラムに乗ったが、せっかくなので徒歩で駅に行った。とりあえず窓口に行ったが、担当のお姉さんがえぐいほど美人だった。目の保養の極み。美しいお姉さんとお話できてテンション上がった。電車の発車まで時間があったので駅の近くのパン屋で朝食を食べた。店員さんが英語を話せなかったようで、少し手こずったがなんとかなった。それでも愛想よく対応していただいた。注文したのはサンドイッチとコーヒー。

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特に食べたいパンもなかった。というか何が何かわからなかったので唯一わかったサンドイッチを注文したというわけ。味は特に日本のものと変わらず。時間になったので電車に乗車。ICEの内装は2×2列のクロスシート。すごく快適だった。2時間ほどでストラスブールに到着。知らない間に越境していた。ストラスブールで乗り換えてコルマールに向かう。30分ほどで到着。

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【コルマールはフランスの東部、アルザス地方の小さな町である。街は大きくないが、近年はパステルカラーの木組の家々が並ぶ街並みが残る旧市街を訪れる観光客が多い。日本ではハウルの動く城のモデルとして紹介されることもあり、おとぎ話の世界とも呼ばれる。ちなみに、歴史的な背景として100年近く前までアルザスはドイツだった。】

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コルマール駅はすごく小さい駅だった。着いたのは13時前。ホテルのチェックインは15時。時間がかなりあったが、20kg越えのスーツケースを持って石畳の街を歩くのは絶対に不正解だと思ったので、近くの公園で2時間座って待った。本当にただじっとして待った。本当になにをするでもなくひたすら時間が過ぎるのを待った。

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15時前にチェックイン。この町はホステルが見つからなかったので仕方なく個室を予約した。このホテルのレセプションは説明が所々フランス語だった。英語で質問してもフランス語で返された。なんと不親切なこと。荷物を部屋に置いて旧市街へ向かう。この街は前述の通りハウルの動く城のモデルといわれている。旧市街に入るとおとぎ話の世界だった。比喩表現ではない。そのもの。全くの異世界。まるでVRのようだった。奥へ進むと市場があったので入った。中はまさに市場という感じの市場。いい意味で乱雑に積まれている野菜や、訳の分からないほどたくさんあるチーズを眺めた。

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市場を出てたどり着いたのは有名なフォトスポット。何回も写真で見た景色だったが、自分の目で見ると全然違った。この景色がこの場所では当たり前だと思うとなんだか不思議な気持ちにもなった。そろそろ帰ろうと思い記憶を頼りに歩いた。途中あった小さなスーパーで買い物をした。しかし、どれだけ歩いても同じ場所に戻ってくる。どうやら本当におとぎ話の国に迷い込んだらしい。これも比喩表現ではない。そこでGoogleマップを頼った。これでだめならいよいよ諦めるしかない。そんなことを思いながら歩いていた。すると、途中に大きめのスーパーがあったので寄った。そこで再び迷子になった。ほんとに泣きそうになった。あなたは知らない土地に一人で迷子になったことがありますか?この時私は本気で帰国できないかもしれないと思った。それくらいに不安だった。次第に空も暗くなり、歩き回って疲れた私は諦めて、旧市街の外に出てGoogleマップに従った。遠回りをしたがなんとか到着。この日の夕食はパンと生ハムとパスタサラダと人参マリネとチーズとビール。パスタサラダには折り畳みのフォークが付いていて有能だった。あと、チーズは臭すぎてすぐに捨てた。

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食後は迷子になって疲れたので速攻で寝た。まさにおとぎ話の世界に迷い込んでしまった1日だった。不思議の国に迷い込んだアリスもこんな感じだったのかなぁ。


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(公園にあったやつ)



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