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【ラピッド方式で学ぶ】ドイツ語学習者の声(2)

英語学習の延長としてのドイツ語

 経済学部経済学科 K.Mさん

 英語でよく使われる語彙は、古英語とその他の外来語を由来としています。また、このうち古英語はドイツ語と分化の時期が比較的最近で、これらの言語はしばしば兄弟に例えられます。ドイツ語は、名詞における文法上での性や動詞における屈折の存在など、英語よりも難しく感じる点が多々あるものの、未知の単語に対して英語からの類推が出来ることもあります。このような背景から、私は英語学習の延長として、ドイツ語に興味を持ちました。

 まだドイツ語への興味止まりであった私は、都市部では多くの人々が英語を話せるという情報を得て、特にドイツ語の勉強をせずに、ドイツに行ったことがあります。しかし、あるお店で全く英語が通じないということがあり、数字の数え方や「ありがとう」に至るまで一切のドイツ語を知らないことに気が付きました。その際はお客さんに通訳をしてもらい、事なきを得たのですが、海外旅行における基本的な語彙の重要性を感じました。

写真はイメージです

 こうした経緯もあり、私は4年生からドイツ語を履修しましたが、もし少しでも興味のある方はぜひ早くから履修していただきたいです。ラピッドコースは1週間に文法と会話という2時限分をセットで履修し、ⅠとⅡという2年間の授業が用意されていますので、3年生から履修をすれば、卒業まででちょうど取り終えられます。

 「兄弟」の少ない孤立した日本語を母語とする我々にとって、英語の兄弟であるドイツ語を学ぶことは、ドイツへ行くためだけでなく、英語や日本語の特殊性を学ぶ上でも良い経験になるかもしれません。