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【ラピッド方式のススメ】ロシア語編

佐藤 貴之 先生(神奈川大学 ロシア語 非常勤講師)  

 これから新しい言語を学習しようと思っている皆さん。
 新しい言語の基礎を習得するにはどのくらい時間が必要になると思いますか。

 義務教育の英語を思い出してみましょう。中学校の学習指導要領では年間140時間、週に4コマと定められています。こうした授業を3年間受けることで皆さんは基礎英語を習得されていたのです。それを踏まえると、週に1コマの授業で言語の基礎を習得することがいかに無謀か、お分かりになると思います。
 イントロダクション程度で十分と考えるならば、週1コマでも良いでしょう。または、授業時間を遥かに超えるほどの予習復習を徹底できれば、週1コマの授業でも基礎の習得は可能でしょうが、それは実に険しい道のりです。

 その点、ラピッドコースでは文法と会話の授業をリレー形式で週に2日、計4コマ実施します。たった1年間の授業ですが、100分×4コマ×14週×2期=186時間40分。つまり、義務教育の英語学習よりも多くの時間をかけて語学の基礎を学ぶことができるのです。さらに義務教育よりも少人数制ですから、その効果たるや、推して知るべし、です。 

 もちろん、語学に向き、不向きはあるでしょうが、ラピッドコースで身につかない語学は無いと言っても過言ではないでしょう。一般的に難しいとされるロシア語も例外ではありません。