見出し画像

11月6日 お見合い結婚の割合ってどれくらい?

視野を広げたい、が、どうしても自分が携わっている仕事中心になってしまう…
そんな問題意識をお持ちの方に、その日にちなんだ過去の事象をビジネス視点で掘り下げています。普段の仕事や興味の範囲を超えて、視野を広げ、ビジネスの頭の体操をするのにぴったり。

 →部分は、頭の体操する上での自分に対する質問例、です。


1947年(昭和22年)のこの日、結婚紹介雑誌「希望」が主催した東京多摩川河畔で集団お見合いが開催された日で、「お見合い記念日」とされています。

参加したのは戦争のため婚期を逃した20〜50歳の男女386人が参加したそうです。

さて、お見合いで結婚する割合、なんて分かるのでしょうか?
ちゃんとデータがあります。

5年ごとに国立社会保障・人口問題研究所が行なっています。
同研究所のHPから調査の目的と沿革部分を引用します。

この調査は他の公的統計では把握することのできない結婚ならびに夫婦の出生力に関する実状と背景を定時的に調査・計量し、関連諸施策ならびに将来人口推計をはじめとする人口動向把握に必要な基礎資料を得ることを目的としている。本調査は、戦前の1940(昭和15)年に第1回調査、ついで戦後の1952(昭和27)年に第2回調査が行われて以降、5年ごとに実施されてきた。第8回調査(1982年)からは夫婦を対象とする夫婦調査に加えて、独身者を対象とする独身者調査を同時実施している。

というわけで、交際、結婚、出産、子育て、独身、家族、など非常に多岐に亘った調査が行われていてそれぞれ興味深いのですが、今回のテーマである「お見合い」についてのデータを、最新の第15回出生動向基本調査 第Ⅱ部 第1章夫婦の結婚過程 2出会いのきっかけ、からみてみましょう。

以下グラフと文章を引用します。

画像1

結婚年次別に恋愛結婚・見合い結婚の推移をみると、戦前には見合い結婚が約7割を占めていたが、その後一貫して減少を続け、1960年代末に恋愛結婚と比率が逆転した。その後も見合い結婚は20世紀を通じて減少傾向にあり、1990年代半ばに全体の1割を切って以降は低い水準で推移し、2010~2014年には5.3%にとどまっている。

では、お見合いの結果としての結婚(婚姻数)はどうなっているでしょう?こちらは厚生労働省が公表している人口動態統計にデータがあります。

婚姻数は団塊の世代が結婚適齢期を迎えた1972年(昭和47年)が約110万件でピークでした。そこから減少し、2018年(平成30年)には60万件を割っています。2019年(令和元年)には「令和婚」として、回復したものの、59.9万件と60万件割れが続いている状況です。

→少子高齢化、という話は聞きますが、ビジネス上でいえばマーケットの変化となって現れてきます。少子高齢化の進展により、日本の国内マーケットの10年後、20年後はどのような業界が伸びると考えられるでしょうか?


最後までお読みいただきありがとうございます。
過去の投稿は以下にまとめていますので頭の体操ネタに覗いていただければ幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?