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1月13日 JTの売上はなぜ下がらない?

今日は何の日?をビジネス視点で掘り下げ「頭の体操ネタ」にしています。
今日の「頭の体操」用質問例はこちら。

→たばこ、これだけ消費量が減少しているがJTの売上は2.1兆円規模で減少はしていない。なぜだろうか?


1946年のこの日、高級たばこ「ピース」が発売されたことを記念した「ピースの日」です。
当時、10本入りで7円で、日曜・祝日に1人1箱だけに限られていました。

タバコ。私はこれまで吸った経験がないのであまり知らない世界(?)なのですが、この機会に調べてみました。

まず、市場規模ですが、一般社団法人日本たばこ協会によると、令和2年(2020年)度で販売数量988億本、販売金額で2兆4,749億円

平成25年(2013年)度には4兆円を超えていましたので7年で約1.5兆円、約4割もの減少です。本数ベースでも1,969億本と約半分(!)になっています。

一方で伸びている市場として加熱式たばこがあります。
同じ2020年度で、414億本、1兆640億円と同じ期間の紙巻きたばこの約4割の規模になっています。

市場全体では減少傾向の中で、加熱式たばこのシェアが高まるというのが全体の傾向です。


タバコといえば、もう一つ、税金についてもみてみました。
JTのホームページがわかりやすいので引用します。

一箱580円商品の場合で、なんと、357.6円(61.7%)が税金(消費税含む)です。驚きです。

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たばこ税の総額(地方たばこ税、国たばこ税、たばこ特別税の合計)は2兆円を超える規模で、2020年度国税収等の1.5%を占めています。

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JTのHPでは、他の物品との比較もあります。たばこ税がいかに高いか分かります。

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→たばこ、これだけ消費量が減少しているがJTの売上はそこまで低下していないように見えるのはなぜだろうか?



最後までお読みいただきありがとうございます。
過去の投稿は以下にまとめていますので頭の体操ネタに覗いていただければ幸いです。


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