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9月28日 日本のパソコンブームの火付け役

昨年8月から1年間に渡って投稿してきました「ビジネス頭の体操」からの再録です。従来は5日分まとめて投稿していましたが1日づつに分解して投稿します。

ご自身の仕事を離れた「頭の体操」ネタにご活用ください。
(最後に「問い」の例を載せています)


1979年のこの日は、NECがPC-8001を発売した日、だそうです。
このnoteを読まれている方の年代は分からないのですが、40も半ばの私世代ですと、PC-8001とかMSXとかFMVとか聞くと「懐かし〜」という方が多いと思います。

今回、調べてみて「へぇ〜」だったのが、PC-98のイメージが強いのでNECは独自企画でWindows登場まで日本のPC市場をえげつなく独り占めした、というイメージだったのですが、PC-8001(下写真)はどちらかというと、マニアの熱い要望を受けて、発売に至ったものであったということです。

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もともと高価なマイコンの動作を実務レベルの人たちに実機で確認してもらえるように、という狙いで発売した組み立て式トレーニングキットTK-80が、想定外に個人の間で売れて、そのショップでそれらお客様の問い合わせに応じるうちに、上位機種を熱望され開発されたという経緯です。


→パソコンブームを起こしたPC-8001は、プロダクトプッシュではなく、前進となるTK-80というマイコンの顧客の問い合わせをショップで直接開発者たちが受ける、という今では考えられない体制から生まれたものだそうだ。
今では難しい手法だが、SNSで広くユーザーとコミュニケーションをして商品開発する、という手法の先駆けとも言える。
SNS以外にも(あるいはSNSであっても)このようにエンドユーザーの声を製品に反映し販売に結びつける方法にはどのようなものが考えられるだろうか?


最後までお読みいただきありがとうございます。

もう1年以上投稿しています。過去の投稿は以下にまとめていますので頭の体操ネタに覗いていただければ幸いです。




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