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12月14日 南極観測隊の費用はいくら?

視野を広げたい、が、どうしても自分が携わっている仕事中心になってしまう…
そんな問題意識をお持ちの方に、その日にちなんだ過去の事象をビジネス視点で掘り下げています。普段の仕事や興味の範囲を超えて、視野を広げ、ビジネスの頭の体操をするのにぴったり。

 →部分は、頭の体操する上での自分に対する質問例、です。


1911(明治44)年のこの日、ノルウェーの探検家・アムンゼンと4人の隊員が人類で初めて南極点に到達したことを記念して「南極の日」とされています。

私、初めて見た映画が「南極物語」でした。太郎と次郎の物語ですね。高倉健さん主演だったんですね。今更ですが…


南極。昔習ったと思うのですが、すっかり忘れていましたので今一度。

まず、世界で5番目に大きな大陸で(面積約1,400万㎢)、なんと、オーストラリア大陸のほぼ2倍に相当します(日本に比べると約36倍)。

陸地は「氷床」と呼ばれる厚さ平均2.5km(!?)の氷で覆われています。

そのため人の手が入らず、いわばタイムカプセルのような状態ですが、一方で、発見以来、領土権を主張する国が出てきました。そこで、科学者の間で国際協力を求める声が上がり、第1回(1882~83年)、第2回(1932~33年)、第3回(1957~58年)の国際極年を経て、日本、アメリカ、イギリス、ソ連など12か国は1959年、南極条約(南緯60度以南の地域に適用)を採択します。

条約では、領土権主張の凍結を基本原則として掲げた上で、軍事基地の建設を禁じるなど南極地域の平和的利用、科学的調査の自由と国際協力の促進などを主な内容としています。

日本の外務省のHPでは以下のように紹介されています。

日本は、南極大陸に四つの観測拠点(昭和基地、みずほ基地、ドームふじ基地、あすか基地)を設置しています。オゾンホールの観測や氷床コア採掘による大昔の大気状況調査などのほか、オーストラリアなど外国との共同研究も積極的に行っています。また、南極条約議定書の締結にあたり、国内法として「南極地域の環境の保護に関する法律」(1998年施行)を整備しました。日本人が南極を訪れる場合は、漁業など特定の活動を除くすべての活動について、環境大臣に届け出て確認を受けることが義務付けられています。


さて、南極に派遣される方々がいらっしゃいます。
最近ではその料理人のメニューが話題になり大手コンビニチェーンの「悪魔の〜」という製品として投入されたりしていました。


この南極への観測隊派遣事業は文部科学省が所管しており、予算計上がなされています。「平成30年度南極地域観測事業予算の概要」という資料からその予算規模を見てみましょう。

総額は約63億円で、大半が海上輸送部門経費(47億円)となっています。
ちなみに南極観測のホームページ、初めてみたのですが、オーロラやペンギンなど素敵な映像もありますのでご紹介させて頂きます。


→最近は宇宙がフロンティアとしてもビジネスとしても関心が向けられているが、コンビニの例もあるとおり、南極、うまくビジネスにつなげることはできないだろうか?



最後までお読みいただきありがとうございます。
過去の投稿は以下にまとめていますので頭の体操ネタに覗いていただければ幸いです。


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