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面談を肯定的な雰囲気で始められる、簡単なルール 〜Yesを2回〜

事前準備をしっかりして、完璧な体制で臨んだ会議や面談。なのに、本題に入る前のちょっとしたボタンのかけ違いでしどろもどろに。そんなことがないように、ものすごい手軽なルールをご紹介するメモ。


1、面談の最初にYesを2回とるだけ。

しっかり準備したのに、なんとなく硬い雰囲気のままスタートして、そのままで淡々と進んでいく。反応が読めずに冷や汗をかきながら、しどろもどろになってしまう…そんな経験はありませんでしょうか?

そんなことを回避でき、肯定的な雰囲気で面談をスタートできる方法があったら、いいですよね?

時間もない状況なので短時間に、しかも簡単にできればなおよし。

それが、Yesを2回とる、です。


2、すごく簡単。

Yesを2回とるって?どういうこと?

相手に「はい」と2回言ってもらう

ということです。

これを冒頭に自然に入れ込むだけです。

具体例で見てみましょう。

車のディーラーで
「あいにくの空模様ですね(間)。駐車のご案内は大丈夫でしたでしょうか?(間)」
面談で
「早いものでもう10月ですね(間)。本日は○○の件でよろしかったでしょうか?(間)」


こんなので「はい」なんて言ってくれないよ、と思われたかと。

そうなんです。

心の中で「はい」と言ってもらうので十分です。うなずくのでもOK。


3、本当に効果あるの?

当然の疑問です。

では、逆のパターンで考えてみましょう。

車のディーラーで
「本日は歩きでいらっしゃいました?(違います。車です)ご用件は点検ですか?(違います。新車を見に来ました)」
面談で
「今日は涼しいですね(いや、私は暑いけど)。本日は□□の件でよろしかったでしょうか?(いいえ、△△の件だけど)」

いかがでしょう?

会話の冒頭でNoが2回続くのは、その後つらくなりそうですよね。


4、ということは、Noを取らなければ良い?

もちろん、それでも結構です。

ただ、「Noをとらないように」と意識を向けると、「じゃぁ何話す?」になりますので、「Yesを2回とる」と意識すると良い、ということです。

さらに、心理学的にも、Yesを2回続けて言う(思う)ことで、その場や相手にも肯定的な意識を獲得できる、とされています。

いずれにしても、ちょっとしたことですので、やってみて損はありません。


5、ご留意点

☑️ Noをもらってしまうと逆効果になりますので、確実にYesの返事になる質問をしましょう。
☑️ YesかNoかが微妙な質問は会話の冒頭では避けましょう。
☑️ Yesとる質問を2回、続けて自然にするのは慣れるまでは意外と難しいので、はじめのうちは事前に用意しましょう。


6、まとめ

会話の冒頭にYesを2回とる、という非常に簡単なTipsのご紹介でした。

私も意識して使っていますが、なんというか、会話に勢いがつく効果があります。

よかったら使ってみてください。



最後までお読みいただきありがとうございました。

お役に立つところがあれば嬉しいです。

初対面で通常行う「自己紹介」については、以前投稿したこちらに書きましたので併せてお読みいただければ。



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