私の推薦図書5選 vol.4
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私の推薦図書5選 vol.1
私の推薦図書5選 vol.2
私の推薦図書5選 vol.3
持論ですが、本読みには2タイプが存在します。
モノとしての本、紙の本への愛着があり保存状態にも気を払うタイプと、読めればなんだっていい、お風呂にだって持ち込んじゃうタイプ。
私は圧倒的に後者なので、よく読む本はだいたいお風呂の湯気で底辺がしわしわになってるし、たまに丸ごと水没事件を起こします。(流石に借りた本ではやらないよ)
ズボラと言われればそれまでです。
さて、今日もこんな調子で始めましょう。
「喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima」 森 博嗣
「すべてがFになる」シリーズで有名なミステリー作家の自伝的小説。これはもう、満点です。森博嗣ほど、美意識の強い作家は他にいないだろうと思います。
学問には王道しかない。その真意が解るまで私は死ねない。張り詰める静寂の中で読みたい一冊です。
「ふしぎなキリスト教」 橋爪 大三郎
宗教ってなんで存在するんだろう?の問いからこの本は答えようとしてくれる。聞き手の大澤さんの質問の観点が良い。
宗教について理解するには歴史も哲学も科学も経済も、あらゆる環境要因についての理解がないと無理なんだ、、、ってのを痛感する。やっぱり一読じゃわからないというか、書いてあることは理解できるんだけど実感が伴わない。ああ日本人。
「千夜千冊エディション デザイン知」 松岡 正剛
千夜千冊のヘビーユーザーとしては文庫化は最高の試みです。全テーマ買いたいです。
デザインは「しるす」ことではなく「脱-しるし化する」ことだという解釈に目から鱗ですね。こういうことはセイゴオさんじゃないと言ってくれないと思うのよ、、ほんとに、、
「“新しい「好き」”が生まれる場所へ僕たちが舵を切った日々のこと」 梅谷 知宏
マズローの5段階欲求に先があるのは知らなかった。
旭山動物園に習う行動展示や友達100人計画などの具体的エピソードが良い。函館蔦屋はそもそも広さゆえの蔵書量が圧倒的だったからまた行きたいなあ。
「「全世界史」講義 I古代・中世編: 教養に効く!人類5000年史」 出口 治明
「サピエンス全史」より読みやすく面白いと私は思っています。
カタカナ固有名詞は読み飛ばさないと頭に入ってこないけれど、なぜ神という思想が生まれたのか、なぜ人は戦争をするのか、出口さんの解釈に思わず頷きます。この方は知識量もさながら、それを俯瞰で整理して自分の解釈としてわかりやすく伝える能力が天才的だなと思います。
さて、今日も一冊持ってお風呂に入りましょうかね。
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