「外出自粛」の中で施行される「ゲーム1日60分」条例(香川県)

東京では非常事態宣言が出されるか?ロックダウンが行われるか?といったニュースが飛び交っている。

そんなさなか、香川県では明日4月1日から「ネット・ゲーム依存症対策条例」が施行される。

ネット・ゲーム依存症対策条例とは

日本初のゲーム依存症対策に特化した条例。18歳未満が対象。条例に違反しても罰則はない。

【主な内容】
■18歳未満を対象にゲームのプレイ時間を平日60分(休日は90分)
■スマホ利用は中学生以下が午後9時まで、それ以外は午後10時まで
※ネット・ゲームとは「インターネット及びコンピュータゲーム」と定義され、テレビゲーム、携帯ゲームなどを含む

本条例では、ゲーム依存症の認知向上と家庭内でのルール作りを促す内容となっている。

条例の背景

今話題のWHO(世界保健機関)がゲーム依存症を「ゲーム障害(Gaming disorder)」と国際疾病として正式に認定した。ゲーム依存により日常生活に支障をきたす例が各国で問題になっている。

ゲーム障害とは

具体的な症状は示していないが、ゲームによって日常生活に支障をきたす状態のことを示す。WHOのサイトでは、下のように書かれている。

impaired control over gaming, increasing priority given to gaming over other activities to the extent that gaming takes precedence over other interests and daily activities, and continuation or escalation of gaming despite the occurrence of negative consequences.

つまり、”ゲームへのコントロールが効かず、他の興味や日常の活動がゲームより劣後している程度”とのこと。

別の記事では、ゲームやりすぎによって学習障害や睡眠障害、コミュニケーション障害が起きるとも書いてある。

混沌の中、、、

香川県の感染者は今のところ2人だが、県のサイトでは人混みへの不要不急の外出自粛、イベント参加の自粛などを呼びかけている。

ネット・ゲーム依存症対策条例自体に賛否両論はあるが、タイミングとしては最悪だろう。
ぜひ、香川県の若い方は、明日から始まる新年度に(ゲーム以外の)新しいことを(家で)始めたり、(健康的に)何かに挑戦したみたりしてほしいと願っている。

最後まで読んで頂きありがとうございます。