2022年 秋・冬 自選10句
今年の春夏秋冬の自選10句です
よろしければご覧になってみてください
秋・冬の自選句
各10句です
秋
〜10句〜
天文台夜々落ちかかるあまのがわ
はばたいてひかりふりまく秋蝶よ
一枚の間を吊りさげてあきすだれ
大花火どどんとへいわつらぬけよ
さまざまのあかをつくして紅葉山
千々にある島も紅葉のあかるさよ
たちあがるリス二三匹木の実降る
ひがしからにしのそらまで大花野
庭にでて待つほどもなく今日の月
顔あげて黄のおおぞらよ銀杏散る
冬
〜10句〜
首立ててみずうみじゅうの白鳥よ
アルプスよざわわざわわと水仙花
しずけさを踏んであるくか枯木山
五重の塔五重をつたうふゆのあめ
世の中のなにかが変わり降る雪よ
空港はちきゅうとひとつ冬夕映え
おそるべき未知ひろがって冬銀河
焚き火してしんととおのく星々よ
犬がきえ犬小屋がきえふゆすみれ
あるく鳩羽ばたきがちよ明日の春
今年も1年
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