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俳句 作品一覧

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俳句作品の一覧です 1句ずつ発表順にご覧いただけます
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#今日の俳句

島々よよくはためいてこいのぼり

島々よよくはためいてこいのぼり

季語:鯉幟( 初夏 ) 現代俳句

こいのぼりは、鯉に見立てた吹流しのこと

5月、6月上旬まで
飾りつづける地域もあるそうです

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目つむってまたふるさとへ遠い夏

目つむってまたふるさとへ遠い夏

季語:なつ( 三夏 ) 現代俳句

夏は、立夏から立秋の前日までの期間

「おもいでの世」もきっとあって
年齢とともに鮮明にもなってきます

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この街よすこし見なれて土手の虹

この街よすこし見なれて土手の虹

季語:にじ( 三夏 ) 現代俳句

虹は、空にアーチ状にかかる七色の光の帯

広々とした空にかかる
虹はたいへん印象にのこります

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虹一重そらにしんじつのこるまで

虹一重そらにしんじつのこるまで

季語:にじ( 三夏 ) 現代俳句
しんじつ=真実

虹は、空にあらわれる七色の光の帯

虹一重(にじひとえ)は
空にひとすじかかるの虹のことです

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どこに耳すましても山ほととぎす

どこに耳すましても山ほととぎす

季語:時鳥( 三夏 ) 現代俳句

ほととぎすは、カッコウ科の鳥のこと

一羽の声が山にひびいて
どこで鳴いているかわからないことがあります

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竹林よあしもとにまでみどりさす

竹林よあしもとにまでみどりさす

季語:緑さす( 初夏 ) 現代俳句

緑さすは、木々の新緑が周囲に照り映えること

日がさすと
緑が美しい竹林(ちくりん)もあるようです

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風鈴よ夜々生きたさがあるばかり

風鈴よ夜々生きたさがあるばかり

季語:ふうりん( 三夏 ) 現代俳句

風鈴は、音で涼をとるための小さな鐘

長く生きると、世の中の
様々なことを見届けることもできそうです

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ざわざわと日かげもうごく葉桜よ

ざわざわと日かげもうごく葉桜よ

季語:はざくら( 初夏 ) 現代俳句

葉桜は、花がちって若葉となった桜

初夏のころ
青々とした姿はとても清々しいです

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絵はがきの風車とともに夏が来る

絵はがきの風車とともに夏が来る

季語:なつがくる( 初夏 ) 現代俳句
風車=ふうしゃ

夏が来るは、立夏を迎えること

昨日は立夏
暦の上ではもう夏になるようです

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こころにもかぜをとおすか衣更え

こころにもかぜをとおすか衣更え

季語:ころもがえ( 初夏 ) 現代俳句

衣更えは、着る服を夏ものに変えること

部屋の窓をあけて、風通しよく
衣服の整理をするのもここちよいです

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騒ぐ葉よかつと掘りあて竹の子鍬

騒ぐ葉よかつと掘りあて竹の子鍬

季語:たけのこ( 初夏 ) 現代俳句

竹の子は、竹の地下茎から出る若芽

竹の子鍬(たけのこぐわ)は
たけのこ掘りに適した専用の鍬だそうです

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ジョギングよ後ろすがたに緑さす

ジョギングよ後ろすがたに緑さす

季語:みどりさす( 初夏 ) 現代俳句

緑さすは、木々の新緑が周囲に照り映えること

新緑の
木漏れ日の道を走る人のすがたです

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自分の背じぶんは知らず手花火よ

自分の背じぶんは知らず手花火よ

季語:てはなび( 晩夏 ) 現代俳句

手花火は、手持ち花火のこと

線香花火などは
座ってしみじみとたのしむことが多いです

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くすの木よなにと見あげて春落葉

くすの木よなにと見あげて春落葉

季語:はるおちば( 晩春 ) 現代俳句
なに=何

春落葉は、常緑樹の落葉のこと

新芽が出はじめる
春から夏かけて落葉するそうです

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