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俳句 作品一覧

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俳句作品の一覧です 1句ずつ発表順にご覧いただけます
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#詩

こころにもかぜをとおすか衣更え

こころにもかぜをとおすか衣更え

季語:ころもがえ( 初夏 ) 現代俳句

衣更えは、着る服を夏ものに変えること

部屋の窓をあけて、風通しよく
衣服の整理をするのもここちよいです

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騒ぐ葉よかつと掘りあて竹の子鍬

騒ぐ葉よかつと掘りあて竹の子鍬

季語:たけのこ( 初夏 ) 現代俳句

竹の子は、竹の地下茎から出る若芽

竹の子鍬(たけのこぐわ)は
たけのこ掘りに適した専用の鍬だそうです

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ジョギングよ後ろすがたに緑さす

ジョギングよ後ろすがたに緑さす

季語:みどりさす( 初夏 ) 現代俳句

緑さすは、木々の新緑が周囲に照り映えること

新緑の
木漏れ日の道を走る人のすがたです

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自分の背じぶんは知らず手花火よ

自分の背じぶんは知らず手花火よ

季語:てはなび( 晩夏 ) 現代俳句

手花火は、手持ち花火のこと

線香花火などは
座ってしみじみとたのしむことが多いです

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くすの木よなにと見あげて春落葉

くすの木よなにと見あげて春落葉

季語:はるおちば( 晩春 ) 現代俳句
なに=何

春落葉は、常緑樹の落葉のこと

新芽が出はじめる
春から夏かけて落葉するそうです

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たんぽぽようつむきのぼる坂の上

たんぽぽようつむきのぼる坂の上

季語:蒲公英( 仲春 ) 現代俳句

たんぽぽは、キク科タンポポ属の植物

たんぽぽなどの花を
おもいがけず見つけるときもあります

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サファイアの海はルビーに大夕焼

サファイアの海はルビーに大夕焼

季語:ゆうやけ( 晩夏 ) 現代俳句

夕焼けは、夕暮れの空が赤く見える現象

サファイア、ダイヤモンド、ルビーなど
海の色を宝石に例えることもあるようです

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あおぎ見てかぜおとのなか登山杖

あおぎ見てかぜおとのなか登山杖

季語:とざん( 晩夏 ) 現代俳句
かぜおと=風音

登山は、徒歩などで山を登ること

登山杖(とざんづえ)は
登山のときに使う杖のことだそうです

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こいのぼりときにかぜ吹く人生よ

こいのぼりときにかぜ吹く人生よ

季語:鯉幟( 初夏 ) 現代俳句

こいのぼりは、鯉に見立てた吹流しのこと

悠々と空をおよぐ
こいのぼりは見ごたえがあります

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灯とともにさかえてゆくか都市朧

灯とともにさかえてゆくか都市朧

季語:おぼろ( 三春 ) 現代俳句

朧は、春の夜に物の姿がかすんで見える現象

月のあかりがぼんやりと
かすんでいる様子もさすそうです

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挿し活けて丸くひろがるかすみ草

挿し活けて丸くひろがるかすみ草

季語:霞草( 晩春 ) 現代俳句
挿し=さし

かすみ草は、ナデシコ科の植物

ほそい茎を無数にのばして
ちいさな花を多く咲かせるそうです

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とぶ虻よいのちぶつけて窓ガラス

とぶ虻よいのちぶつけて窓ガラス

季語:あぶ( 三春 ) 現代俳句

虻は、アブ科の昆虫

窓ガラスに何度も何度も
ぶつかる様子はどこか哀しげでもあります

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立ちつくすゆうぞらいろの潮干狩

立ちつくすゆうぞらいろの潮干狩

季語:しおひがり( 晩春 ) 現代俳句

潮干狩は、干潟で貝堀りや小魚をとること

アサリやハマグリ
シジミなど様々な貝がとれるそうです

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ゴールデンウィーク故郷は大自然

ゴールデンウィーク故郷は大自然

季語:ゴールデンウィーク( 晩春 ) 現代俳句

ゴールデンウィークは、春の大型連休

黄金週間まっただなか
次は5月3日から4連休になるようです

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