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俳句 作品一覧

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俳句作品の一覧です 1句ずつ発表順にご覧いただけます
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#創作

夕空よそまりそまらずヨットの帆

夕空よそまりそまらずヨットの帆

季語:ヨット( 三夏 ) 現代俳句
そまり=染まり

ヨットは、小型の帆船のこと

写生力、即吟力、発想力、想像力など
全てを鍛えて俳句を詠めればそれが良さそうです

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空にきえ空にあらわれつばめの子

空にきえ空にあらわれつばめの子

季語:燕の子( 三夏 ) 現代俳句

燕の子は、うまれたつばめの雛のこと

巣立ったあと
空を自由自在に飛ぶ方法を学ぶそうです

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むこうにもせかいかがやく噴水よ

むこうにもせかいかがやく噴水よ

季語:ふんすい( 三夏 ) 現代俳句

噴水は、空へ水を噴出する装置のこと

噴水の向こう側が
日ざしにかがやいて見えることもあります

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地方すでに人少なくてふんすいよ

地方すでに人少なくてふんすいよ

季語:噴水( 三夏 ) 現代俳句

ふんすいは、空へ水を噴出する装置のこと

こちらでは、街のなかが
以前よりどこかしずかな印象です

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前半身海光のなか────白日傘

前半身海光のなか────白日傘

季語:ひがさ( 三夏 ) 現代俳句

日傘は、夏の日ざしをさけるための傘

前半身は、からだの前面のこと
白い日傘を特に白日傘と呼ぶそうです

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行く雲よ風いっぱいにヨットの帆

行く雲よ風いっぱいにヨットの帆

季語:ヨット( 三夏 ) 現代俳句

ヨットは、小型の帆船のこと

ながれる雲とともに
海をすすんでいくヨットです

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あさってへはなびらを垂れ燕子花

あさってへはなびらを垂れ燕子花

季語:かきつばた( 仲夏 ) 現代俳句
あさって=明後日

かきつばたは、アヤメ科の多年草

花びらを大きく垂らすのが
特徴のひとつとされているようです

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田一枚間をうつくしく植えてこそ

田一枚間をうつくしく植えてこそ

季語:たうえ( 仲夏 ) 現代俳句

田植えは、稲の苗を田んぼに植えること

間(ま)を均等に植えられた
早苗田は見た目もうつくしいです

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いつからかまっただなかに蛍の夜

いつからかまっただなかに蛍の夜

季語:ほたる( 仲夏 ) 現代俳句

蛍は、ホタル科の昆虫のこと

蛍の舞う時期になってきました
今でも多く見られる場所はあるようです

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ちんもくにちんもく返す武者人形

ちんもくにちんもく返す武者人形

季語:むしゃにんぎょう( 初夏 ) 現代俳句
ちんもく=沈黙

武者人形は、端午の節句に飾る武者の人形

本格的なものから
かわいらしいものまで様々のようです

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葉ざくらよかげとひざしの珈琲店

葉ざくらよかげとひざしの珈琲店

季語:葉桜( 初夏 ) 現代俳句

葉ざくらは、花が終わって若葉になった桜

珈琲はコーヒー
昔ながらのコーヒー店も少なくないです

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瀬戸うちの島、波、月日、大夕焼

瀬戸うちの島、波、月日、大夕焼

季語:ゆうやけ( 晩夏 ) 現代俳句

夕焼けは、夕暮れの空が赤くそまる現象

瀬戸内は
瀬戸内海沿岸の地域をさすそうです

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ものおもいかこへみらいへ風鈴よ

ものおもいかこへみらいへ風鈴よ

季語:ふうりん( 三夏 ) 現代俳句

風鈴は、音で涼をとるための小さな鐘

過去へ未来へ
もの思いも人それぞれの印象です

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やどかりよ巻きこんで引く波の音

やどかりよ巻きこんで引く波の音

季語:やどかり( 三春 ) 現代俳句

やどかりは、巻貝の殻を住処とする甲殻類

波が来ては
やどかり、蟹などを巻きこむこともあります

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