マガジンのカバー画像

俳句 作品一覧

2,411
俳句作品の一覧です 1句ずつ発表順にご覧いただけます
運営しているクリエイター

2024年4月の記事一覧

立ちつくすゆうぞらいろの潮干狩

立ちつくすゆうぞらいろの潮干狩

季語:しおひがり( 晩春 ) 現代俳句

潮干狩は、干潟で貝堀りや小魚をとること

アサリやハマグリ
シジミなど様々な貝がとれるそうです

◇関連記事◇

ゴールデンウィーク故郷は大自然

ゴールデンウィーク故郷は大自然

季語:ゴールデンウィーク( 晩春 ) 現代俳句

ゴールデンウィークは、春の大型連休

黄金週間まっただなか
次は5月3日から4連休になるようです

◇関連記事◇

自転車で都市をひらいてゆく春よ

自転車で都市をひらいてゆく春よ

季語:はる( 三春 ) 現代俳句

春は、立春から立夏の前日までの期間

どう詠めば日本の都市詠になるのか
実作と研究をしていく必要はありそうです

◇関連記事◇

もりあがるちからづよさよ藤の花

もりあがるちからづよさよ藤の花

季語:ふじのはな( 晩春 ) 現代俳句

藤の花は、マメ科フジ属の植物のこと

盛りあがるように咲いて
房を垂らす野性味のある藤もあるようです

◇関連記事◇

つばめ飛ぶピッコロ独奏のように

つばめ飛ぶピッコロ独奏のように

季語:燕( 仲春 ) 現代俳句
独奏=どくそう

つばめは、ツバメ科ツバメ属の鳥

ピッコロは、フルートを
小型にした高音の出る楽器だそうです

◇関連記事◇

若草よやがてみどりの北アルプス

若草よやがてみどりの北アルプス

季語:わかくさ( 晩春 ) 現代俳句

若草は、目を出したばかりの草

富山県、新潟県、岐阜県、長野県に
またがって連なる飛騨山脈をさすそうです

◇関連記事◇

みつばちよぶらさがり飛ぶ羽の音

みつばちよぶらさがり飛ぶ羽の音

季語:蜜蜂( 三春 ) 現代俳句

みつばちは、ミツバチ科ミツバチ属の昆虫

自分の羽にぶらりと
ぶらさがって飛んでいるようにも見えます

◇関連記事◇

わかめ干す島をぐるりと隠岐の海

わかめ干す島をぐるりと隠岐の海

季語:若布干す( 三春 ) 現代俳句
隠岐=おき

わかめ干すは、刈り取ったわかめを干すこと

生産量が多いのは
特に宮城県、岩手県、徳島県だそうです

◇関連記事◇

遍路杖いまいまいまを行くおとよ

遍路杖いまいまいまを行くおとよ

季語:へんろ( 三春 ) 現代俳句

遍路は、四国八十八カ所巡りをする人々

遍路杖(へんろづえ)は
遍路がついて歩く金剛杖のことだそうです

◇関連記事◇

おぼろづきふるさとともす二三軒

おぼろづきふるさとともす二三軒

季語:朧月( 三春 ) 現代俳句

朧月は、春の夜のおぼろにかすむ月

いなかの町や村
灯りが消えて寝静まるのもはやい印象です

◇関連記事◇

ちんもくよやがてしずかに春の滝

ちんもくよやがてしずかに春の滝

季語:はるのたき( 三春 ) 現代俳句

春の滝は、春に見る滝のこと

黙ってしずかに仰いでいると
滝の音もだんだんしずかに感じられます

◇関連記事◇

ほそみちよ奥かくされて山がすみ

ほそみちよ奥かくされて山がすみ

季語:霞( 三春 ) 現代俳句
ほそみち=細道

かすみは、野山に水蒸気が白くかかる現象

おなじ現象を
昼はかすみ、夜はおぼろと呼ぶそうです

◇関連記事◇

げきりゅうを鮎のぼりゆく夕山よ

げきりゅうを鮎のぼりゆく夕山よ

季語:上り鮎( 晩春 ) 現代俳句
夕山=夕暮れの山

のぼり鮎は、春に川を遡上する若鮎

激しい川の流れを
のぼってゆくほかない場合もあるようです

◇関連記事◇

もじゃもじゃと大きく一つ鴉の巣

もじゃもじゃと大きく一つ鴉の巣

季語:からすのす( 三春 ) 現代俳句

鴉の巣は、鴉が子育てのためにつくる巣

高い木の枝や
電柱の上にも巣をつくることがあるそうです

◇関連記事◇