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俳句 作品一覧

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俳句作品の一覧です 1句ずつ発表順にご覧いただけます
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2024年1月の記事一覧

雪おんなふぶく夜の山そのものが

雪おんなふぶく夜の山そのものが

季語:ゆきおんな( 晩冬 ) 現代俳句

雪女は、雪の精・雪の妖怪のこと

雪娘、雪女郎、雪ん婆など
各地でそれぞれ異なる呼び名があるそうです

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村ひとつとし老いながら春待つか

村ひとつとし老いながら春待つか

季語:はるをまつ( 晩冬 ) 現代俳句

春を待つは、春の訪れを心待ちにすること

市町村合併などで
村という呼び名自体も減ってきているそうです

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はば跳びよ8メートルのさきに春

はば跳びよ8メートルのさきに春

季語:はる( 三春 ) 現代俳句

春は、立春から立夏の前日までの期間のこと

走り幅跳びの現在の日本記録は
8メートル40センチだそうです

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早蕨か野やまが立ち上がるように

早蕨か野やまが立ち上がるように

季語:さわらび( 仲春 ) 現代俳句

早蕨は、芽をだしたばかりの蕨のこと

今年の立春は2月4日(日)
暦のうえでは春になるそうです

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花束よつぼみもやがてふゆの薔薇

花束よつぼみもやがてふゆの薔薇

季語:ふゆばら( 初冬 ) 現代俳句

冬薔薇は、冬に咲く薔薇のこと

花束の花のつぼみ
咲く場合、咲かない場合の両方があるそうです

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日がしずむあかいちめんの大枯野

日がしずむあかいちめんの大枯野

季語:かれの( 三冬 ) 現代俳句

枯野は、冬の枯れはてた野のこと

日暮れどきの枯野
あかあかと夕映えていることもあります

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顔沈めふかふか巻きのマフラーよ

顔沈めふかふか巻きのマフラーよ

季語:マフラー( 三冬 ) 現代俳句

マフラーは、防寒用のえりまきのこと

時代によって、巻き方にも
人びとの好みや流行があるようです

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寒つばきひと花ごとに散りごころ

寒つばきひと花ごとに散りごころ

季語:寒椿( 晩冬 ) 現代俳句

寒つばきは、冬の時期に咲く椿のこと

花ごと落ちるのではなく
花びらがひとひらずつ散る特徴があるそうです

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かおを身にうずめてふくら雀らよ

かおを身にうずめてふくら雀らよ

季語:ふくらすずめ( 晩冬 ) 現代俳句

ふくら雀は、羽毛をふくらませている雀

まるまるとふくれていて
たいへんかわいらしく見えます

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手かかげてまたたく光オリオン座

手かかげてまたたく光オリオン座

季語:オリオン( 三冬 ) 現代俳句

オリオンは、オリオン座のこと

冬を代表する星座の1つで、もとは
ギリシア神話に登場する巨人の狩人だそうです

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いちりんをそっとつつむ手寒牡丹

いちりんをそっとつつむ手寒牡丹

季語:かんぼたん( 三冬 ) 現代俳句

寒牡丹は、冬にも咲く牡丹の品種

春冬の二期咲きをする品種があって
冬に咲いたものを寒牡丹と呼ぶそうです

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取りまぜてサラダにもなれ花野菜

取りまぜてサラダにもなれ花野菜

季語:はなやさい( 晩冬 ) 現代俳句

花野菜は、カリフラワーやブロッコリーなど

特に花の茎、花の蕾を
食用とする野菜のことをさすそうです

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撒きまいてしおの花咲く正月場所

撒きまいてしおの花咲く正月場所

記号:しょうがつばしょ( 新年 ) 現代俳句

正月場所は、大相撲初場所こと

現在、開催中で
1月28日の日曜日が千秋楽だそうです

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ぜんいんが大渦のなかスケート場

ぜんいんが大渦のなかスケート場

季語:スケート( 三冬 ) 現代俳句
大渦=おおうず

スケートは、氷上を滑走するスポーツのこと

スケート場では人々が
大きな渦を巻いて滑っているようにも見えます

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