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俳句 作品一覧

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2023年12月の記事一覧

詣でるか明けにちかづく除夜の鐘

詣でるか明けにちかづく除夜の鐘

季語:じょやのかね( 仲冬 ) 現代俳句
詣でる=もうでる

除夜の鐘は、大晦日に年をまたいで撞く鐘

神社や寺院などに
年越し詣をされる方々も少なくないそうです

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撞く僧よ間をたっぷりと除夜の鐘

撞く僧よ間をたっぷりと除夜の鐘

季語:じょやのかね( 仲冬 ) 現代俳句
撞く=つく

除夜の鐘は、大晦日に年をまたいで撞く鐘

ゆっくりと間をとって撞くことの
良さや風情などもなんとなくわかります

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早ばやと年過ぎて行くくやしさよ

早ばやと年過ぎて行くくやしさよ

季語:行く年( 仲冬 ) 現代俳句

行く年は、暮れて行く年のこと

年齢を重ねて、こうした
感情も自然と湧いてくるようになりました

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いちねんをいちにちずつよ掃納め

いちねんをいちにちずつよ掃納め

記号:はきおさめ( 仲冬 ) 現代俳句

掃納めは、その年最後に行う掃き掃除のこと

大晦日にその年最後の
掃き掃除などをして新年をむかえるそうです

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すこやかでいることこそよ年用意

すこやかでいることこそよ年用意

季語:としようい( 仲冬 ) 現代俳句

年用意は、新年を迎えるための用意をすること

餅つき、大掃除、正月飾り、賀状書きや
おせち料理、屠蘇、お年玉の用意など様々です

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御歳暮をおくりおくられとおい空

御歳暮をおくりおくられとおい空

季語:おせいぼ( 仲冬 ) 現代俳句

御歳暮は、年末の贈り物とその風習のこと

年末に贈り物をもってお世話になった家々に
あいさつ回りをしていたことが由来だそうです

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駅の灯よ夜やみあかるく年惜しむ

駅の灯よ夜やみあかるく年惜しむ

季語:としおしむ( 仲冬 ) 現代俳句
夜やみ=夜闇

年惜しむは、過ぎてゆく年を惜しむこと

年末には、すぎてゆく年を惜しみ
1年をしみじみとふりかえることも多いです

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空ひろく仕事おさめということか

空ひろく仕事おさめということか

季語:しごとおさめ( 仲冬 ) 現代俳句

仕事納めは、年内の業務を終えること

大掃除、挨拶、年始の準備などをして
その年の業務を終えることが多いそうです

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めくる手よ文字目を覚ます古日記

めくる手よ文字目を覚ます古日記

季語:ふるにっき( 仲冬 ) 現代俳句

古日記は、残りのページがわずかな年末の日記帳

1年間書きつづけてきて、ページが
残りわずかになった日記帳のことだそうです

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めでたさのまえぶれ正月かざり売

めでたさのまえぶれ正月かざり売

季語:飾り売り( 仲冬 ) 現代俳句

飾り売りは、年末に正月飾りを売ること、売る人

住む地域や場所によって
正月飾りをどこで買うかも変わってきそうです

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かるがると重い日記を買い行くよ

かるがると重い日記を買い行くよ

季語:にっきかう( 仲冬 ) 現代俳句

日記買うは、年末に来年用の日記を買うこと

本格的なものや連用のものなど
ずっしりと手に重い日記も少なくないです

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数え日よ晴れ雨曇り晴れ晴れ晴れ

数え日よ晴れ雨曇り晴れ晴れ晴れ

季語:かぞえび( 仲冬 ) 現代俳句

数え日は、数えるほどしかない今年の残りの日

今年もあと6日ほど
残りの日々の天気が気になることもあります

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ホットワインほっと心のため息よ

ホットワインほっと心のため息よ

季語:ホットドリンクス( 三冬 ) 現代俳句

ホットワインは、あたためたワインのこと

今夜はクリスマス・イブ
季節のイベントとして楽しむ方も多いそうです

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クリスマスカードひらく手膝の上

クリスマスカードひらく手膝の上

季語:クリスマス( 仲冬 ) 現代俳句
膝=ひざ

クリスマスは、キリストの誕生を祝う日

欧州、北米、南米では、クリスマスを
祝ってグリーティングカードを送りあうそうです

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