マガジンのカバー画像

俳句 作品一覧

2,410
俳句作品の一覧です 1句ずつ発表順にご覧いただけます
運営しているクリエイター

2023年11月の記事一覧

いちまいのそらごとふゆの空港か

いちまいのそらごとふゆの空港か

季語:冬( 三冬 ) 現代俳句

冬は、立冬から立春の前日までの期間

その上にひろがる
空もふくめて空港といった印象があります

◇関連記事◇

ゆきだるましろじろと見え夜の奥

季語:雪達磨( 晩冬 ) 現代俳句

雪だるまは、雪を丸めてだるまの形にしたもの

小さな雪だるまも
簡単につくることができてかわいらしいです

◇関連記事◇

手ばかりがいきいきうごく冬耕よ

手ばかりがいきいきうごく冬耕よ

季語:とうこう( 三冬 ) 現代俳句

冬耕は、冬に田畑をたがやすこと

小さな畑などでは、鍬や鋤などが
現在でも多く使われているそうです

◇関連記事◇

おどろいて水さわぎだす浮き寝鳥

おどろいて水さわぎだす浮き寝鳥

季語:うきねどり( 三冬 ) 現代俳句

浮き寝鳥は、水に浮いて休む水鳥

ざわめきがだんだんと
一面にひろがっていく様子です

◇関連記事◇

一つに手あわす神社よ冬あたたか

一つに手あわす神社よ冬あたたか

季語:冬暖か( 三冬 ) 現代俳句

冬あたたかは、冬ながらあたたかい日のこと

神社への参拝
何人で参拝しても1つにあわせる手です

◇関連記事◇

にんげんがまっさきに暮れ浜焚火

にんげんがまっさきに暮れ浜焚火

季語:たきび( 三冬 ) 現代俳句

焚火は、暖を取るために火を焚くこと

浜焚火、磯焚火、庭焚火、大焚火
朝焚火、夕焚火、夜焚火、遠焚火などです

◇関連記事◇

とどく陽よ野のどこかより冬の蝶

とどく陽よ野のどこかより冬の蝶

季語:ふゆのちょう( 三冬 ) 現代俳句

冬の蝶は、冬に目にする蝶のこと

初冬の11月、仲冬の12月、晩冬の1月
陽ざしや野、蝶の様子もときどきで異なります

◇関連記事◇

あかい大阪あおい東京ふゆの灯よ

あかい大阪あおい東京ふゆの灯よ

季語:冬の灯( 三冬 )現代俳句

冬の灯は、冬にともす灯のこと

あかいろの灯、あおいろの灯
個人的に受けた印象をもとに詠んだ作品です

◇関連記事◇

学院にいのりのじかん木の葉降る

学院にいのりのじかん木の葉降る

季語:このはふる( 三冬 ) 現代俳句

木の葉降るは、 木に残っている葉が降ること

宗教系の学校には、祈りのための
時間が設けられていることもあるようです

◇関連記事◇

生ききれず死にきれず手に冬胡桃

生ききれず死にきれず手に冬胡桃

季語:ふゆ( 三冬 ) 現代俳句

冬は、立冬から立春の前日までの期間

胡桃(くるみ)は、殻付きの
ものだと生食ができ日持ちもするそうです

◇関連記事◇

つき過ぎずはなれ過ぎずよ浮寝鳥

つき過ぎずはなれ過ぎずよ浮寝鳥

季語:うきねどり( 三冬 ) 現代俳句

浮寝鳥は、水に浮いて休む水鳥

水に浮いたまま、首を羽のあいだに
うずめている鴨などの水鳥のことだそうです

◇関連記事◇

一歩出てみさきのそらよ鷹がとぶ

一歩出てみさきのそらよ鷹がとぶ

季語:たか( 三冬 ) 現代俳句
みさき=岬

鷹は、タカ科に属する中・小形の猛禽の総称

飼いならした鷹で行う狩猟を鷹狩
その鷹をあつかう人を鷹匠と呼ぶそうです

◇関連記事◇

おおくじらおよいでゆくか幾千年

おおくじらおよいでゆくか幾千年

季語:鯨( 三冬 ) 現代俳句

くじらは、クジラ目の哺乳類の総称

とおい未来にむけて大海原を
悠々と泳いでゆくかのようでもあります

◇関連記事◇

太平洋かげおとしてはイルカ跳ぶ

太平洋かげおとしてはイルカ跳ぶ

季語:海豚( 三冬 ) 現代俳句

イルカは、クジラ目の哺乳類の一種のこと

イルカが泳ぐ速さは時速約50キロほど、
人が泳ぐ速さは時速約6.5キロほどだそうです

◇関連記事◇