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俳句 作品一覧

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俳句作品の一覧です 1句ずつ発表順にご覧いただけます
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2023年10月の記事一覧

冷ややかようごかずのほし北極星

冷ややかようごかずのほし北極星

季語:ひややか( 仲秋 ) 現代俳句
うごかずのほし=動かずの星

冷ややかは、冬が近づいて肌に覚える冷気

北極星が見えるのは北半球で、
南半球からは基本的には見えないそうです

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ぐるぐると枝うねってよ松手入れ

ぐるぐると枝うねってよ松手入れ

季語:まつていれ( 晩秋 ) 現代俳句

松手入れは、秋に剪定など松の手入れをすること

松の幹や枝には
独特のうねりがあってその迫力に魅了されます

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一つついてせんねんのおと鐘の秋

一つついてせんねんのおと鐘の秋

季語:あき( 三秋 ) 現代俳句

秋は、立秋から立冬の前日までの期間のこと

日本の寺の鐘のおと
聞くとどこかなつかしい気持ちになります

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すすき手に旅びと同士ちかよらず

すすき手に旅びと同士ちかよらず

季語:芒( 三秋 ) 現代俳句

すすきは、イネ科ススキ属の植物

すすき原などでも、それぞれに
散策を楽しんでいる様子を目にします

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コーヒーのまめ挽くおとよ冬間近

コーヒーのまめ挽くおとよ冬間近

季語:ふゆまぢか( 晩秋 ) 現代俳句

冬間近は、冬がすぐそこまで近づいていること

コーヒーミルで豆を挽く音は
とても魅力的でここちよくも聞こえます

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雲切れてすがたあわらせ月見びと

雲切れてすがたあわらせ月見びと

季語:月( 三秋 ) 現代俳句

月は、特に秋の月のこと

今日は十三夜、今夜の月は
後の月、豆名月、栗名月などと呼ぶそうです

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寺町は屋根屋根屋根よことり来る

寺町は屋根屋根屋根よことり来る

季語:小鳥来る( 仲秋 ) 現代俳句

小鳥来るは、秋に小鳥が日本に渡ってくること

寺町は、寺院が集中して
建てられた地域につけられる町名だそうです

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この丘よ吹くひともいて草のわた

この丘よ吹くひともいて草のわた

季語:くさのわた( 三秋 ) 現代俳句

草の絮は、草の穂がわた状になったもの

わたをつけた草花があると
なんとなく摘んで吹くことが多いです

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世の空があかるみはじめ夜学の灯

世の空があかるみはじめ夜学の灯

季語:やがく( 三秋 ) 現代俳句

夜学は、夜間学校または夜の独学のこと

朝型夜型など、勉強をする
時間帯についても様々な考え方があるようです

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だいぶつのちんもく聴いて秋の暮

だいぶつのちんもく聴いて秋の暮

季語:あきのくれ( 三秋 )現代俳句

秋の暮は、秋の夕暮れどきのこと

沈黙や静かさを
聴くことも人間にはできそうな気がします

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わたりどりごと明けゆくか西の空

わたりどりごと明けゆくか西の空

季語:渡り鳥( 三秋 ) 現代俳句

渡り鳥は、特に秋に北方から飛来する鳥のこと

鳥目の鳥は多くなく、
夜間も飛びつづける渡り鳥もいるそうです

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撞く影よゆうぞらじゅうが鐘の秋

撞く影よゆうぞらじゅうが鐘の秋

季語:あき( 三秋 ) 現代俳句
撞く=つく

秋は、立秋から立冬の前日までの期間

寺などの鐘の音も
ほとんど聞く機会がなくなりました

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日あたるかいしづちもまた紅葉山

日あたるかいしづちもまた紅葉山

季語:もみじやま( 晩秋 ) 現代俳句

紅葉山は、木々が紅葉した山のこと

石鎚山は西日本最高峰、
以前いちどだけ登ったことがあります

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屋じょうよいまオリオン座流星群

屋じょうよいまオリオン座流星群

季語:ながれぼし( 三秋 ) 現代俳句

流れ星は、夜空をながれる星屑のこと

オリオン座流星群、
22日の明け方までが一番の見頃だったそうです

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