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俳句 作品一覧

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2023年9月の記事一覧

仰ぐみなうしろすがたの十六夜よ

仰ぐみなうしろすがたの十六夜よ

季語:いざよい( 仲秋 ) 現代俳句

十六夜は、陰暦8月16日の夜のこと

十五夜の満月を過ぎ、
十六夜、十七夜と月は少しずつ欠けていきます

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五重の塔かげそのものの十六夜よ

五重の塔かげそのものの十六夜よ

季語:いざよい( 仲秋 ) 現代俳句

十六夜は、特に陰暦8月16日の夜こと

こんやは十六夜、
月の出は、十五夜より数十分遅くなるそうです

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かぞく来てとなりにならぶ望の月

かぞく来てとなりにならぶ望の月

季語:もちのつき( 仲秋 ) 現代俳句

望の月は、特に中秋の名月のこと

今日は十五夜、
中秋の名月が観られる夜です

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屋じょうのきょうの高さよ望の月

屋じょうのきょうの高さよ望の月

季語:もちのつき( 仲秋 ) 現代俳句

望の月は、特に中秋の名月のこと

今日は十五夜、
中秋の名月が観られる夜です

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まるまると照るまんげつよ芋煮会

まるまると照るまんげつよ芋煮会

季語:いもにかい( 晩秋 ) 現代俳句

芋煮会は、河原などで里芋の鍋を食べる行事

山形県中山町、島根県津和野町、愛媛県大洲市
の芋煮は「日本三大芋煮」といわれているそうです

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赤とんぼ橋のしたから湧きくるか

赤とんぼ橋のしたから湧きくるか

季語:赤蜻蛉( 三秋 ) 現代俳句

赤とんぼは、赤い色をしたとんぼのこと

とんぼは4枚の羽で、急加速や急旋回
ホバリング(空中停止)も軽々とこなすそうです

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あおぐ顔あかるんでより十五夜よ

あおぐ顔あかるんでより十五夜よ

季語:じゅうごや( 仲秋 ) 現代俳句

十五夜は、特に陰暦8月15日の夜のこと

今年の十五夜は、あさって29日(金)
中秋の名月をながめることができる日です

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とぶ鴉ひとこえごとにあきのくれ

とぶ鴉ひとこえごとにあきのくれ

季語:秋の暮( 三秋 ) 現代俳句
ひとこえ=一声

秋の暮は、秋の夕暮れどきのこと

夕空を飛ぶからすの姿や鳴き声も、
いまではどこか懐かしいものといった印象です

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さいげつが真赤に割れて無花果よ

さいげつが真赤に割れて無花果よ

季語:いちじく( 晩秋 ) 現代俳句
真赤=まっか

いちじくは、クワ科イチジク属の落葉高木

完熟して食べごろになると
下部(果頂部)が割れてくるのが特徴だそうです

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木あおいで手にありがたく毬栗よ

木あおいで手にありがたく毬栗よ

季語:いがぐり( 晩秋 ) 現代俳句

毬栗は、いがにつつまれたままの栗の実

日本で栗の栽培がはじまったのは、
今から5千年以上前の縄文時代だそうです

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栗羊羹かるくほほえむあまさこそ

栗羊羹かるくほほえむあまさこそ

季語:くりようかん( 晩秋 ) 現代俳句

栗羊羹は、栗の実をまぜこんだ羊羹のこと

夏にはすずしい水羊羹、
秋にはみのりの栗羊羹、季語の世界も楽しいです

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行くかわのながれとともに落鮎よ

行くかわのながれとともに落鮎よ

季語:おちあゆ( 三秋 ) 現代俳句

落鮎は、産卵のため川を下る鮎のこと

春に川を遡上する鮎が「上り鮎」、
秋に河口へと下る鮎が「落ち鮎」だそうです

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一山をちょっと摘んではきのこ汁

一山をちょっと摘んではきのこ汁

季語:茸( 晩秋 ) 現代俳句

きのこは、山の木などに生える大形菌類

きのこ汁は、きのこを具材とした
みそ汁やすまし汁などの汁物のことだそうです

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おごる平家はなのさかりよ菊人形

おごる平家はなのさかりよ菊人形

季語:きくにんぎょう( 晩秋 )
はな=花

菊人形は、菊の花や葉を衣装にした人形のこと

歴史上や架空の人物、世界観などを
菊人形で表現して菊の花とともに楽しむそうです

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