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俳句 作品一覧

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2023年8月の記事一覧

照らされていまがなつかし秋夕焼

照らされていまがなつかし秋夕焼

季語:あきゆうやけ( 三秋 ) 現代俳句

秋夕焼は、秋季の夕焼けのこと

夕焼けの四季は、春は優しく、夏は激しく、
秋は静かに、冬は鮮やかといった印象だそうです

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あしもとよ落ちてかさなる桐一葉

あしもとよ落ちてかさなる桐一葉

季語:きりひとは( 初秋 ) 現代俳句

桐一葉は、秋に桐の葉が一枚一枚散ること

「桐一葉落ちて天下の秋を知る」
というちょうど今ごろの時期の諺もあるそうです

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航海のそらまっぷたついなずまよ

航海のそらまっぷたついなずまよ

季語:稲妻( 三秋 ) 現代俳句

いなずまは、空中の電気放電によって生じる光

夏の雷は音と光、
秋の稲妻は光だけのことが多いそうです

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白菊がまっしろに咲く日なたこそ

白菊がまっしろに咲く日なたこそ

季語:きく( 三秋 ) 現代俳句

菊は、キク科キク属の多年草

庭や野に咲いている花々
日があたっていると、より色鮮やかに見えます

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ひこうき雲きえて八月過ぎゆくか

ひこうき雲きえて八月過ぎゆくか

季語:はちがつ( 初秋 ) 現代俳句

八月は、立秋を迎えるなど暦の上で秋になる月

8月もあと3日ほど、
9月・10月は秋の実りの季節でもあります

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手のさきをひねりながらよ阿波踊

手のさきをひねりながらよ阿波踊

季語:踊り( 初秋 ) 現代俳句
阿波踊=あわおどり

踊りは、特に盆踊りのこと

阿波踊りは、徳島県だけにとどまらず
全国や世界の各地でも踊られているそうです

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星ぞらをただ聞くだけの虫の夜よ

星ぞらをただ聞くだけの虫の夜よ

季語:むし( 三秋 ) 現代俳句

虫は、秋に草むらなどで鳴く虫のこと

こおろぎ、すずむし、きりぎりす
をはじめとして秋には様々な虫の声を耳にします

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おおひなた摘んであるくか草の花

おおひなた摘んであるくか草の花

季語:くさのはな( 三秋 ) 現代俳句

草の花は、秋に咲く数々の草の花のこと

草の穂、草の絮、草の実
なども秋の季語として分類されています

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灯かざしてまっ赤な夜よ曼珠沙華

灯かざしてまっ赤な夜よ曼珠沙華

季語:まんじゅしゃげ( 仲秋 ) 現代俳句

曼珠沙華は、ヒガンバナ科の多年草

かつては飢饉の際の食料として
田の畦や土手などに植えて備えていたそうです

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黒葡萄ぎゅうぎゅうづめの一房よ

黒葡萄ぎゅうぎゅうづめの一房よ

季語:ぶどう( 仲秋 ) 現代俳句

ぶどうは、ブドウ科ブドウ属の蔓性植物

ワインづくりでは、赤ワインは黒ぶどう、
白ワインは白ぶどうが基本的な原料だそうです

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五重塔ひぐらしのこえつぎつぎよ

五重塔ひぐらしのこえつぎつぎよ

季語:蜩( 初秋 ) 現代俳句

ひぐらしは、セミ科の昆虫の一種

特徴的なひぐらしのこえ、
つぎつぎと鳴く夕暮れどきは印象にのこります

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一本のみちをかくしてすすき野よ

一本のみちをかくしてすすき野よ

季語:芒( 三秋 ) 現代俳句

すすきは、イネ科ススキ属の多年草

すすきの穂はやがて
綿のようになり、風にのって飛んでゆくそうです

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はちがつよ島にも寺のかねのおと

はちがつよ島にも寺のかねのおと

季語:八月( 初秋 ) 現代俳句

八月は、立秋を迎えるなど暦の上で秋になる月

8月もあと1週間ほど、
今年ももうのこり4ヶ月ほどになりました

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わかれてもそらにひとつよ盆の月

わかれてもそらにひとつよ盆の月

季語:ぼんのつき( 初秋 ) 現代俳句

盆の月は、特に旧暦7月15日の月のこと

お盆の頃も過ぎて、
朝晩から少しずつ秋らしくなっていく時期です

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