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俳句 作品一覧

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2023年5月の記事一覧

百年でみなわすれられほたるの夜

百年でみなわすれられほたるの夜

季語:蛍( 仲夏 ) 現代俳句

蛍は、ホタル科の昆虫のこと

時代が変わり、人が変わり、
世界はどんどん未来へと進んでいくようです

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繁華街灯したたらせて梅雨に入る

繁華街灯したたらせて梅雨に入る

季語:梅雨に入る( 仲夏 ) 現代俳句

梅雨に入るは、梅雨の時期に入ること

明日から6月、全国各地で、
続々と梅雨入りしているようです

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生き死にの音ひびかせて蠅たたく

生き死にの音ひびかせて蠅たたく

季語:はえ( 三夏 ) 現代俳句

蠅は、ハエ目の昆虫のこと

蠅たたき棒、現在では伸縮式のものや、
軽量のものなど、便利になっているようです

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降り立って黄色い島よなつみかん

降り立って黄色い島よなつみかん

季語:夏蜜柑( 初夏 ) 現代俳句

夏蜜柑は、日本の柑橘類の一種

夏に花が咲き、秋に実がなりますが、
酸味が程良くなる翌年の夏に収穫をするそうです

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航跡のせとないかいよなつの暮れ

航跡のせとないかいよなつの暮れ

季語:夏の暮( 三夏 ) 現代俳句
航跡=こうせき

夏の暮は、夏の日暮れどきのこと

航跡は、船が通ったあとにできる波のこと
瀬戸内海でも日夜、多くの船が行きかうようです

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あしもとの鳩はばたいて涼しさよ

あしもとの鳩はばたいて涼しさよ

季語:すずしさ( 三夏 ) 現代俳句

涼しさは、夏に感じる涼気のこと

5月ももうすぐ終わり、
6月は真夏にむけて雨が欲しい梅雨時です

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風のおとあたまにのせて麦わら帽

風のおとあたまにのせて麦わら帽

季語:麦藁帽子( 三夏 ) 現代俳句

麦わら帽子は、麦わらを編んで作る帽子のこと

通気性がよく、ツバが広いため
日よけとしてもたいへん活躍するようです

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ほたる火のすうっと消えて星空よ

ほたる火のすうっと消えて星空よ

季語:蛍( 仲夏 ) 現代俳句

ほたるは、ホタル科の昆虫の総称

ヘイケボタル、ゲンジボタル、
ヒメボタルなど多くの種類が見られるそうです

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草いちご古代のあまさあじわうか

草いちご古代のあまさあじわうか

季語:草苺( 初夏 ) 現代俳句

草いちごは、バラ科キイチゴ属の落葉小低木

とってそのまま食べるほか、
ジャムや果実酒にすることもあるそうです

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たいようはみずからを焼き大夕焼

たいようはみずからを焼き大夕焼

季語:ゆうやけ( 三夏 ) 現代俳句

夕焼けは、夕ぐれに西の空が赤く染まる現象

太陽の熱や光のエネルギーは、
内部の核融合反応によって生みだされるそうです

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たいようへいくせんの穂よ麦の秋

たいようへいくせんの穂よ麦の秋

季語:むぎのあき( 初夏 ) 現代俳句

麦の秋は、麦が収穫期を迎える初夏の頃のこと

麦が実り、収穫期を迎えるのは初夏で、
このころを特に「麦の秋」と呼ぶそうです

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ひきがえる鳴いてふるわす夜の闇

ひきがえる鳴いてふるわす夜の闇

季語:蟇( 三夏 ) 現代俳句

ひきがえるは、ヒキガエル科のカエルの総称

蟇は低い声で鳴くイメージが
ありますが意外と高めの声で鳴くようです

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羽ひろげ鳩おりてくるふんすいよ

羽ひろげ鳩おりてくるふんすいよ

季語:噴水( 三夏 ) 現代俳句

噴水は、空へ水を噴出する装置のこと

今年は5月から30℃を越える
真夏日の地域もあるようでおどろかされます

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どの田にもひとりふたりよ大夕焼

どの田にもひとりふたりよ大夕焼

季語:ゆうやけ( 晩夏 ) 現代俳句

夕焼けは、夕ぐれに西の空が赤く染まる現象

田植えの時期は5月〜6月ごろ、
収穫の時期は9月〜10月ごろだそうです

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