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俳句 作品一覧

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俳句作品の一覧です 1句ずつ発表順にご覧いただけます
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2023年1月の記事一覧

まいにちがじんせいの果て冬の月

まいにちがじんせいの果て冬の月

季語:ふゆのつき( 三冬 ) 現代俳句

冬の月は、冬に見る月のこと

年齢を重ねたり、身を患ったりすると
日々の大切さ、ありがたさを強く感じます

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和歌にある詠みびと知らず蝋梅よ

和歌にある詠みびと知らず蝋梅よ

季語:ろうばい( 晩冬 ) 現代俳句

蝋梅は、ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木

梅とは別種の植物、
庭園などに植えられ、大変よい香りのする花です

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寒夕焼けだれが故郷をわすれるか

寒夕焼けだれが故郷をわすれるか

季語:かんゆうやけ( 三冬 ) 現代俳句

寒夕焼けは、寒中の夕焼けのこと

わすれていてもわすれられない
生まれ育った場所はそうした場所かもしれません

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手かざしてさいげつという落葉焚

手かざしてさいげつという落葉焚

季語:おちばたき( 三冬 ) 現代俳句

落葉焚は、落ち葉をあつめて焚くこと

過ぎ去った歳月を
焚きあげるのもまた落葉焚かもしれません

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あたたまれ湯気ごくごくと玉子酒

あたたまれ湯気ごくごくと玉子酒

季語:たまござけ( 三冬 ) 現代俳句

玉子酒は、玉子・砂糖を混ぜた温め酒のこと

滋養があるとされ、風邪の多い冬に
からだをあたためるために飲まれるそうです

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富士の影あらわにふゆの星ぞらよ

富士の影あらわにふゆの星ぞらよ

季語:冬の星( 三冬 ) 現代俳句

冬の星は、冬に見る星のこと

冬の星空は大気が澄んで、
ことのほか美しいといわれているそうです

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飲みほしてあすのかおりの生姜酒

飲みほしてあすのかおりの生姜酒

季語:しょうがざけ( 三冬 ) 現代俳句

生姜酒は、生姜をすりおろした温め酒のこと

からだがあたたまるため、
風邪のひきはじめなどに飲むとよいそうです

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着膨れて影うすうすと陽だまりよ

着膨れて影うすうすと陽だまりよ

季語:きぶくれ( 三冬 ) 現代俳句

着膨れは、重ね着でふくれて見えること

着膨れをした人、
見ているこちらまであたたかな気分になります

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背のばしてねむりねむらず春炬燵

背のばしてねむりねむらず春炬燵

季語:はるこたつ( 三冬 ) 現代俳句

春炬燵は、立春以後のこたつのこと

座ったままこたつで
うとうとしてしまうこともよくあります

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アルプスの嶺ひとつずつ雪をよぶ

アルプスの嶺ひとつずつ雪をよぶ

季語:ゆき( 晩冬 ) 現代俳句

雪は、冬に降ってくる白い氷の結晶のこと

日本アルプスは、本州の中央部に位置する
飛騨山脈、赤石山脈、木曽山脈の総称だそうです

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くべくべて空のちかさよどんど焼

くべくべて空のちかさよどんど焼

季語:どんどやき( 新年 ) 現代俳句

どんど焼は、小正月に行う火祭りの行事のこと

主に門松、注連飾り、破魔矢などの
正月飾りや書初めなどを焚きあげるそうです

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陽だまりに明日がゆれて冬すみれ

陽だまりに明日がゆれて冬すみれ

季語:冬菫( 晩冬 ) 現代俳句

冬すみれは、冬に咲いているすみれのこと

陽あたりのよい場所などに、
春を待たずに花を咲かせることがあるそうです

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船旅よ無がふりつづくゆきのうみ

船旅よ無がふりつづくゆきのうみ

季語:雪( 晩冬 ) 現代俳句

雪は、冬に降ってくる白い氷の結晶のこと

今年の大寒は20日(金)から、
実際に寒波が来るなど寒くなるそうです

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影だけを落としてにわの寒つばき

影だけを落としてにわの寒つばき

季語:かんつばき( 晩冬 ) 現代俳句

寒つばきは、冬の早咲きの椿のこと

早梅、冬の梅、寒木瓜、
冬菫なども冬の早咲きの花の季語です

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