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俳句 作品一覧

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2022年3月の記事一覧

はるの鳩翔っても翔っても曇天よ

はるの鳩翔っても翔っても曇天よ

季語:春( 三春 ) 現代俳句

春の鳩は、春のころのハトのこと

鳩にとっても春は
巣づくり、子育ての時期だそうです

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しら浜よあるともしれずさくら貝

しら浜よあるともしれずさくら貝

季語:桜貝( 三春 ) 現代俳句

さくら貝は、桜色をした小さな貝のこと

白浜は、主に白砂で
白く見える浜のことをさすそうです

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この世まだ平和でもなし雪割り草

この世まだ平和でもなし雪割り草

季語:ゆきわりそう( 初春 ) 現代俳句

雪割り草は、キンポウゲ科の植物の一種

春を告げる花として知られ
ミスミソウという異称があるそうです

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大木とさくらふぶきのいちにちと

大木とさくらふぶきのいちにちと

季語:桜( 晩春 ) 現代俳句

桜は、バラ科サクラ属の植物の一種

桜吹雪は、ちる桜の花びらを
ふぶく雪にたとえたものだそうです

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船旅よみなとみなとのはるかもめ

船旅よみなとみなとのはるかもめ

季語:春鷗( 三春 ) 現代俳句

春かもめは、春のころのかもめのこと

春のかもめからは
どことないのどかさも感じられます

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ぼろぼろの戦地にふるかはるの雪

ぼろぼろの戦地にふるかはるの雪

季語:春の雪( 三春 ) 現代俳句

春の雪は、立春後にふる雪のこと

春の雪はどこかはかなく
美しく、少しあたたかな印象もあります

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絮とばすたんぽぽいくつ城のあと

絮とばすたんぽぽいくつ城のあと

季語:たんぽぽ( 仲春 ) 現代俳句

たんぽぽは、キク科タンポポ属の植物の総称

花の姿から絮毛の姿への変化は
よく考えてみるとたいへん不思議です

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この桜日ざしとともにしだれるか

この桜日ざしとともにしだれるか

季語:しだれざくら( 仲春 ) 現代俳句

しだれ桜は、枝が細くしだれた桜のこと

しだれ桜は大変美麗で
糸桜という異称もあるそうです

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卒業のえがおくらいぞあかるいぞ

卒業のえがおくらいぞあかるいぞ

季語:そつぎょう( 仲春 ) 現代俳句

卒業は、学校の規定の全課程を修了すること

卒業式でうたう歌も、
昭和、平成、令和で変わっているそうです

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咲き散ってあと戻りなし花の句座

咲き散ってあと戻りなし花の句座

季語:はな( 晩春 ) 現代俳句

花は、桜のこと

花の句座は、
桜の咲く頃に行なう句会のことだそうです

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はるのどろ侵攻の歩のとまるまで

はるのどろ侵攻の歩のとまるまで

季語:春の泥( 三春 ) 現代俳句

春の泥は、雪解けなどでぬかるむ春の土のこと

ウクライナへの軍事侵攻
開始からきのうで1か月が経ったそうです

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スカイツリーふぶく桜の上にこそ

スカイツリーふぶく桜の上にこそ

季語:さくら( 晩春 ) 現代俳句

桜は、バラ科サクラ属の植物の一種

今年もまた
桜の咲き散る時期になりました

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はつざくら一代一代のひとびとが

はつざくら一代一代のひとびとが

季語:はつざくら( 仲春 ) 現代俳句

初ざくらは、その年初めての桜のこと

一代は、ひとよ
一代がつらなって代々になるそうです

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