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俳句 作品一覧

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俳句作品の一覧です 1句ずつ発表順にご覧いただけます
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2021年5月の記事一覧

青葉木菟去って神社のちんもくよ

青葉木菟去って神社のちんもくよ

季語▷あおばずく( 三夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
青葉木菟はフクロウ科の鳥、渡り鳥だそうです

銀天街灯のすずしさのきわまって

銀天街灯のすずしさのきわまって

季語▷涼しさ( 三夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
涼しさは、暑い夏にふとかんじる涼のことです

京ふうりん一代ごとのものがたり

京ふうりん一代ごとのものがたり

季語▷風鈴( 三夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
風鈴も時代ごとに少しずつ変化しているそうです

街のおと御輿あらぶりはじめるか

街のおと御輿あらぶりはじめるか

季語▷みこし( 三夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
御輿は、御神体を安置してかつぐ輿のことです

わか葉してむかしをいまに東大寺

わか葉してむかしをいまに東大寺

季語▷若葉( 初夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
若葉は、萌え出たばかりの落葉樹の葉のことです

せとうちよ島ひとつずつわかば山

せとうちよ島ひとつずつわかば山

季語▷若葉( 初夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
せとうちは瀬戸内、瀬戸内海沿岸地域のことです

玉落ちてなにかが終わる手花火よ

玉落ちてなにかが終わる手花火よ

季語▷てはなび( 晩夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
手花火、この句では線香花火のことです

たけのこのあじにいきおい筑前煮

たけのこのあじにいきおい筑前煮

季語▷たけのこ( 初夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
たけのこ、よく噛んで食べると独特の風味を感じます

おのみちは会釈の町よせみしぐれ

おのみちは会釈の町よせみしぐれ

季語▷蝉時雨( 晩夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
尾道は広島県の市、坂の町としても有名です

跳んではくずれ跳んではくずれ蟇

跳んではくずれ跳んではくずれ蟇

季語▷ひきがえる( 三夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
蟇は、陸地に生息する大型の蛙のことです

かぶと虫角振りながら生まれるか

かぶと虫角振りながら生まれるか

季語▷かぶとむし( 三夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
かぶと虫が蛹から成虫になることも羽化というそうです

腹わたにとどろく滝であってこそ

腹わたにとどろく滝であってこそ

季語▷たき( 三夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
滝のおとは、ずっしりと身にひびいてきます

まいにちがかおりはじめて香水よ

まいにちがかおりはじめて香水よ

季語▷こうすい( 三夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
日本の香水使用量は世界にくらべて大変少ないそうです

芝に寝てすべてわすれていく涼よ

芝に寝てすべてわすれていく涼よ

季語▷りょう( 三夏 ) 現代俳句

1句の余情を楽しんでいってください
公園などの芝に寝ころんでいる方もよく見かけます