3行日記（餅、チャモラッチャーロー、夜のおばあ）

十二月七日（木）、晴れ。
大雪、閉塞成冬、そらさむくふゆとなる。

朝、ふるさと納税で届いた福井の餅を磯辺焼きにして食べた。うまい。ふんわり柔らかくて。餅ってこんなにうまかったのか。餅を作っている団体のSNSを見て、ショート動画の音楽のコーラスの、チャモラッチャーロー♪ で腹を抱えて笑った。

先週末に妻がたい焼きを買ってきてくれたのだが、めちゃめちゃおいしかった。特にしっぽが。かりかりに焼けた香ばしい生地と熱いあんこが癖になる。

昼、きょうから暦は大雪だが、気温は十六度まで上がり、陽射しがあたたかだった。

夕方、スーパーで前の人のレジのとき、レジ打ちの人の死角となっている買い物かごの隅にチーズが忘れられていたので、すみません、チーズが……と伝えた。

夜、昨晩のハヤシライスの残り、サラダ、柿。チャックの散歩、区役所のほうへ歩いていると、真っ暗ななか玄関で誰かが話し込んでいる。おばあちゃん二人だった。夜九時すぎてからおばあちゃん二人が話し込むのは珍しい。夕方四時までが限界だろう。そのままぐるっと遠回りして、商店街を抜けて帰宅。途中、チャックを可愛がってくれる人がいたのだが、声が上ずって高くなり、おばさんなのかおじさんなのか微妙に見えてしまった。いつも帰りがけにあげていたおやつがなくなった。明日からは新しいおやつに変わる。

#3行日記