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変えたい「当たり前」に気づく人を増やす話から始めたい

日経新聞未来面とCOMEMOのの共同テーマ企画です。
今回も頑張って自分の考えを書いてみました。

世の中の「当たり前」を、
どんな技術で
どう変える?


皆さんこのテーマを読んでみてどう思いましたか?
私はこれを聞いたときに瞬間的に思ったのは、

また技術頼みの話か…


というなんか落胆というかそういったなんなだか気持ちが塞がるような感情を正直言うと抱きました。
それと同時に正直に告白すると、私自身に変えたい世の中の「当たり前」がなさそうなので、そもそも論的なことにはなりますが、変えたい世の中の「当たり前」に気づくための方法について考えることにしました。

私はアカデミアと製薬企業で研究者として科学・技術に携わる仕事をした経験があります。こうした現場的なところからみても、科学・技術のすそ野の広さは、その時代時代において有望な思想や理論が我々の生活に製品として浸透するための基盤として必要不可欠だと私は考えています。ほんの一例をあげると、治らない病気が治るようになったり、飛行機や車での移動が可能になったり、パソコンによってこれまで手作業の仕事が一瞬で終わったり、スマートフォンが生活の一部になったりと、その貢献は夥しいものになります。

で、何が言いたいかというと、技術の話とい言うのは二の次の話で、
まず最初に「世の中の当たり前を変えたい!」っていう現状の社会への違和感をひしひしと感じている人(自分でもいい)がいないことには、技術には活躍する場所がありません。。。

この「社会に対する違和感」ってのがまず最初にあることが必要で、そのあとにその違和感を解決するための方法として技術を使って解決できることもあるでしょうし、話し合いで解決することもできることもあると思います。

社会に対する違和感、怒りと言ってもいいのかもしれませんが、これを感じるためには恐らく個人としての何らかの体験が必要だと私は思っています。しかし、自分のなかに芽生えた違和感をすぐにしかもきちんと言語化できるかというと、そんなに簡単には出来ないことが多いのではないでしょうか?

すなわち、自分の中に産み落とされた違和感の種をきちんと発芽させて、
解決に向けた行動に移るのが非常に大切になります。

多くの場合、その後に色々な人との交流や議論を通じて自分自身の中の違和感に気付き、精製されていくと私は思っています。この気づきの過程で技術的なものとの出会いがあって、その技術の用途が自分の中の違和感を気付くきっかけになることもあるかと思います。

この技術で○○を解決することに使えるんじゃないか?
的な気づきがこれに当たります。


抱いた違和感に対して世界にある様々な技術(もしくは未来の技術)を最大限利用するためには、2つのルートがあると思っています。

1)自分の中にある違和感をどうやってこの世界に解き放つのか
2)誰かによって解き放たれた違和感をどうやってサポートしていくのか

この1)と2)の両面にについて、ちょうど数日前に考える機会がありました。それは、日経新聞とnoteの学びのコミュニティNサロン高木新平さんの3回にわたる講座での班別ワークをしていた際の気づきです。

その気付きはとてもシンプルなもので、自分自身も含めてお互いのことをもっと知ろうってことに行きつきました。

そのための大切なポイント
・誰かに自分を知ってもらう(人との繋がりの中にいるために)
・自分で自分を知っておく(楽しいことをしっかりとキャッチするために)
・誰かの考えやその人を知っておく(仲間のことを理解するために)

その時に考えた「ひとまず」はじめられるメソッドです。

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このメソッドをどんな方法論で実現していくのかはこれから考える必要があるのですが、ただこれをすることで自分の周りの人たちと考えを共有し、自分の中の問題と身近な人たちの問題の両方に気付き、顔がわかる人の問題を解決する糸口を見出すことができると思っています。

この考え方は全く目新しい物ではなく、古くから採用されている考え方だと思います。私たちは常に新しい技術でのみ複雑な課題を解決できないと考えがちですが、温故知新って言葉があるように、これまでにある技術を複数組み合わせたりすることで新しい用途を見出すことも可能だと思います。

これはサイエンスの世界ではよくあることで、新しい知見が見出されることによって古い物に新しい解釈が与えられ、新しいものとして復活することが多々あります。

私は「当たり前」を変えるためには複数階層(レイヤー)での取り組み(課題を見つける人、技術を開発する人、課題と技術を組みわせる人、それらを誰かに伝える人などなど)が大切で、それらが現状連携していないように見えたとしても、それらがいつか結びつく日が来る可能性があります。

これは私が細々と続けている黒坂図書館プロジェクトと言う活動をするに至った経緯を思い出すと、本当にそう思います(詳細は今回は省きますが)。

なので、自分がどのレイヤーで活躍するかなんて決めないで、自分が今できることをしっかりと進めんながらも、自分を表現し、自分を知り、そして周りの人たちとの交流をして、知見を共有し続けることが「当たり前」を変えるためのエネルギーを社会の中に充満させることができる方法と捉えて行動するのが一番のインパクトがある(時間は掛かるかもしれないけど)と思っています。


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