過去・現在・未来とは ‐生きる世界‐
自分は本当に存在しているのか。
壮大であり終わりのない疑問を
”今”にフォーカスをあてて紐解いてみました。
◇過去
・既に過ぎ去った部分のこと。
・現在より前の出来事。
・すでに起きたことの想起、記憶。
僕らが過去と認識しているのは結局、
すでに起こったことの記憶。
本当にあったかどうか
その存在を証明することが難しい出来事です。
アメリカ先住民といわれている
インディアン達の認識では、
「永遠に過ぎ去ったものでははく、今もどこかに現存するもの」
と解釈されています。
そして過去にまつわる
「因果関係」について
精神世界において
過去も未来も同時に存在する
というのがインディアン達の解釈。
つまり、
過去はどこに行ったわけでもなく、
もはやないものとして
今ここにあるというパラドックス的な解釈なのです。
◇未来とは
・物質世界の中でこれから来るもの。
・唯一、予測して動くことのできる時間。
・これからのことを実現するための語法。
仏教哲学の考えでは「円環的な時間」と言います。
”円環”はまどマギでも出てきますね。
くるくる丸く繋がったものを指します。
過去は未来と繋がっていて、
過去は消え去らずに巡り巡って未来へと
一周してまた現在へと還ってくるとされる。
後に仏教から生まれた
「因果応報」
という四文字熟語になります。
これは、
自分がしたことにふさわしい報いが現れるということ。
人に嫌なことをすれば
自分にも災いが降りかかり、
人に良いことをすれば
自分にも良いことが起こる
といったような意味です。
◇現在とは
・過去、未来と同じ、時間の三区分のひとつ。
・今生きているこの場所を示すもの
・時系列を表す基準となるもの
物質世界で考えると
時間の中で近い過去と近未来の間にあるもの。
点。
古代ギリシャでは、
未来は予測で、
過去は記憶、
存在するのは現在だけ
という解釈がされていた。
精神世界では、
過去も未来も同時に存在するという解釈で、
仏教哲学では、
過去も未来も巡り巡って現在と繋がっている。
似ているようで意味の違った解釈なのです。
◇「過去」「現在」「未来」
物質世界以外では、
時間の三区分がなくなって
時間という概念が消滅します。
つまり、
”時間”
というものは、
物質社会が物事を
都合よく理解するために作り出した
”目安”
という便利概念なのです。
古代の哲学者たちは、
”時間”というものを基準にすると
矛盾が多く生まれ
辻褄が合わないことであふれてしまう
と言及しましたが、
ある権力によって
世の中の基準が”時間”になってしまったのです。
”ある権力”とは、、、
今回はいったん置いておきます。
もはや物質世界で生きる僕らは、
時間という概念に縛られながら、
精神世界でいう、
時間の存在しない世界を
自覚のないまま生きる
といったパラドックスにはめられているのではないでしょうか。
そうなってくると、
時間を定義された化学や物理学は
いったいどこを目指しているのか、、、
僕らは”時間”という概念を植え付けられ
物質的な考えから逃れられないように
コントロールされているのかもしれません。
日々、瞑想と妄想です。
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