13章 とある宗教の家庭に生まれたワタシが体験談をつらつらと書いたらつらい思い出ばかりで“つらたにえん”な件【結婚披露宴の知らない男】
【結婚披露宴での知らない男】
20代前半の話です。
前章とそんなに時間は離れていないので、まだ無職でした。
兄1であるZ一郎が結婚することになりました。
その披露宴でのこと。
披露宴ではいろいろな人が来ていて、昔あったことある人も来ていたため、少し話をしたりしていました。
そんな中、テーブルで椅子に座っているワタシの足元に、突如知らない男性がやってきて、しゃがみこんで、ワタシをのぞき込んできました。
「(え…。誰だろう…。何だろう…。)」
と思って、会釈すると、
知らない人「あ、どもども、はじめまして、こんにちは。U男くんだよね? □□部の〇〇です。Z一郎くんから聞いたんだけどさあ。キミ、働いてないの?」
※宗教TLHは□□部のようにいろいろな部がある。
ワタシ「え…。はい、そうですね…。お恥ずかしい話ですが…。」
知らない人「なんで? え? なんで?」
ワタシ「すみません…。今日はそういうのやめませんか…。祝いの席ですので…。」
知らない人「え、なんで? なんで働いてないの? え? なんでなんで? 聞かせて? なんで?」
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