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note記事をわざわざKindleで本にする価値があるのか、再考してみた

【出版が近づいてきたから、改めて考えてみました】

こんにちは、くろめがです。

noteの記事とスマホを使って、Kindle出版してみるというチャレンジを進めています。

おかげさまで、作業もいよいよ大詰め。いよいよあと一週間ほどでおひろめできそうなところまでこぎつけました。

で、原稿を何度も読み直しながら、ふと思ったのです。

(これ、note記事読んでくれてる人にもちゃんと有益な本になってるのかな…知ってる内容ばっかり!って不満に思わないかな…)

おそらく、私のチャレンジを見てそう感じている方もいるのではないかな、と思い…改めて、既存の記事を本にする価値について考えてみました。

結論から言えば、やっぱり本としてまとめ直す価値はあります。

理由を3つまとめたので、よかったら読んでいってください。きっとあなたもnote記事を使ってKindle出版したくなるはずです(笑)

1. 集めて編みなおす「編集」をするから

まずひとつめの理由。

noteはブログ的なSNSではあるのですが、やはりブログと違って、記事がたまってくると前に書いたものは埋もれていってしまいます。

でも、前に書いたからといって、価値がない情報なわけではありませんよね?

さらに、本としての体裁にするには、ただ記事を気の向くままに切って貼ってするだけでは不十分で、企画に沿うように記事を「集め」て、並び替えたり整えたりして「編む」必要があります。

そう、「編集」されることで、ばらばらだった記事が本というひとつの枠組みにまとめ直され、新しいコンテンツに変わるのです。

編集の過程で書き直されたり、並び替えられたり、文章を足したり引いたりも行われるので、もはや記事だったときとまったく同じものとはいえない状態になります。

2. ぜんぶ読んでぜんぶ覚えてくれているほどのファンは本になったら嬉しいから

さて、ふたつめの理由です。

上の説明でも納得いかない方もいるかもしれませんね…

「でも、ぜんぶ読んでくれている人がいたら、これもうぜんぶ読んだことある!って不満に思うんじゃないの?」と。

本当にそうでしょうか?

私はむしろ、そこまでファンの方だったら、ばらばらになっていた大好きな記事が、低価格で一冊にまとまっていたら喜ぶと思います。

みなさんはどうですか?

大好きな作家さんが、不定期で場所や媒体もばらばらに発信していたことが、あるテーマに沿った一冊に、きちんとまとまって販売されたら。

しかも、Kindleなので比較的安価に。
…普通に嬉しくないですか?(笑)

3. はじめましての人にははじめましての情報だから

一方で、はじめましての人やライトな読者さんにはどうでしょう?

コアなファンじゃない方は、あなたの記事をぜんぶ読んではいないでしょうし、たくさんの記事を集めて本を作るわけですから、ぜんぶ知っている情報、ということにはならないでしょう。

はじめて読む方なら、もちろんその本の情報はすべてはじめてのものです。

それほど心配いらないことがわかると思います。

くろめがのはじめての本、もうすぐおひろめです。

さて、今回はnoteの記事を改めて本にまとめ直す意味ってあるの?というわたし自身の心配ごとについて考えてみました。

みなさんの出版へのハードルを、どんどん低くしていけたら嬉しいです。

ただ、これまで説明してきた意義は、大前提としてきちんと企画と編集がなされた場合の話です。

ブログをただ貼りつけただけの本は、Amazonによる審査に引っかかる可能性もあります。

実際にやってみるとわかるのですが、やっぱりそのまま貼りつけるだけだと、前後のつながりや流れもぎこちなくなりがちです。

なので、note記事を使って本を作る場合には、きちんとした「企画(テーマ)」「記事の見直し」「加筆修正」を心がけると安心ですね。

みなさんも、本を作るときは、それぞれの記事のつなぎ目がよくなじむまで、しっかり編集しましょうね!

ということで、わたしのはじめての一冊も、もうすぐ販売開始いたします!

楽しみにお待ちください^^

くろめが

▼このnoteを書いた人▼

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元編集者。
退職してからも文字職の世界を渡り歩いて6年目。
noteにいる編集者として、悩めるクリエイターさんやライターさんの役に立つ情報を発信しています。

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