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20歳のeスポーツ社会人が、みんなでApexオフラインイベントを創り上げた話

※この記事では発言は私個人のものであり、
所属組織を代表するものではございません。

この記事は約5~7分で読めます】

皆様こんにちは。
ご存じの方はお久しぶりでしょうか。
初めましての方は初めまして。

株式会社eSportsGigの取締役兼KINOTROPEgamingのマネジメントを担当している永田大和(ながた やまと)です。

経歴を書くと非常に長くなるため、簡潔に私の事をご紹介したいと思います。
元々、日本初(おそらく)の地域密着型プロゲーミングチームを2018年に立ち上げ、そこからeスポーツ業界に居たり居なかったりした人間です。
かれこれ4年近くこの業界を追っています。

さて、本題の前に私が取締役を務めている、株式会社eSportsGigに関して少しお話させてください。
eSportsGigではチーム設立の為のコンサルティングや、KINOTROPE gamingのように各チームのマネジメントを行っています。
それ以外にもeSportsイベントの企画・運営など……
『KINOTROPE CUP』や『Torrentファンミーティング』もeSportsGigの運営でした。
お仕事、壁打ちベースでも構いませんのでお話しお待ちしております(笑)

本題です!今回は
KINOTROPE CUPを開催する意味があったのか?
KINOTROPE CUP開催の経緯
最後に

の3本で行こうと思います。
是非ご覧ください。

KINOTROPE CUPに意味はあったのか?

勿論数多くの意味があり、得られたものもたくさんありました。
しかしKINOTROPE CUP開催の意味、それを知る為にはまず、
何のためにKINOTROPE CUPを開催したのか?そこを知らねばなりません。

KINOTROPE CUP開催の経緯

では何故新設のチームが大規模なイベントを企画するに至ったのか?
それは一重に『KINOTROPE gaming』というチームの存在を、
皆さんに知っていただく為に他なりません。

昨今のeスポーツチーム事情といえば、幾つかの『大手』と呼ばれるチームが日の目を浴び、中堅チームを知るのは根強いファンか、そのコミュニティに知見があるユーザーだけでしょう。
数多くのチームが群雄割拠するこの時世に、どうすれば弱小新設チームが勢いを得られるのか?
それはまだ誰も成していないこと、もしくはそれに準ずる何かをやる事でした。

しかし、現実はそう単純でも簡単でもありません。
新設のチームが何かをしようとしても、立ち塞がってくる障害はいくつもあります。
しかし、私たちの場合株式会社KINOTROPEの全面的なバックアップや、
いくつかの幸運が重なり、開催の為の土台を作ることができました。
土台が出来たならやってしまおう、いや…….やるしかない!
それがKINOTROPE CUPを開催した経緯です。
元々の想定よりもイベンンと規模がトントン拍子に大きくなってしまった為、割と勢いみたいなところはあります(笑)

さて、新設チームや中堅のチームが頭を抱える問題として必ず上がるもの、
それは『人手不足』
株式会社KINOTROPEという大きな母体会社を持っている
KINOTROPE gamingもそこは変わりません。
ではここで、そもそもイベントを実施するために必要な人材をおさらいしてみましょう。

1,コミュニティに理解のある者
コミュニティに理解が無ければ、演者さんと運営側での軋轢が生まれる可能性が高まったり、演者さんからの要望に対し柔軟に対応が出来ない等、コミュニティに理解ある方がいなければ、企画そのものが根底から瓦解する潜在的な脅威を抱えることになります。
また、そもそものキャスティングが上手く進まないという可能性も大いにあります。
2,クリエイティブ製作が可能な者
デザインが無ければイベントは成り立ちません。
可能であれば昨今のeスポーツトレンドを抑えたデザインが可能な方が望ましいですが、予算や納期的に厳しければeスポーツトレンドを抑えておく必要は無いと思います。
大事なのは中身であり、ガワではありません。
無論ガワが良いことに越したことはないですけどね。
3,テクニカルに理解のある者
テクニカル人材を自社で賄う場合は問題ありませんが、外注する場合、テクニカルにある程度の理解がある方でなければ、細々としたすれ違い等が積り、大きな問題に発展する可能性があります。
少し値が張っても、テクニカルに自信がない場合は、完全にお任せするのが良いでしょう。
そういう私も、KINOTROPE CUPではテクニカルの方に多大なご迷惑をお掛けする事になりました。
迷惑をかけない為にも、自身で勉強するか、完全にお任せするか、どちらかに割り切ってしまう方が安心だと思います。
4,営業活動が可能な者
そもそもこういったイベントはプロモーション的側面が強いので、収益を上げるというのは元より難しい話です。
例えば定期的にイベントを開催していて、そのイベントにブランドがあるなら話は変わってきますが……
しかし、協賛してくださる企業様は探さねばなりません。
今後似たようなイベントの際にご協力していただけるかもしれませんし、
協賛金とは予算確保の上でとても大きな意義を持ちます。
つまり、利益を得る為ではなく、より良いイベントにするために営業活動が必須であり、それらを任せられる方がいれば、イベントの可能性が大きく広がることになります。
5,企画の立案、運営をする者
企画がなければイベントは成り立ちません。
何をするのか?ユーザーは何を求めているのか?協賛企業にメリットはあるのか?演者さんは楽しんでくれるのか?
企画とは、多角的な視点からイベントを作っていく、全ての根幹を担う大切な業務です。
そしてより良いイベントを企画するには、演者視点、ユーザー視点、企業視点などに対する理解が必須となります。
6,スケジュールや予算の管理など、プロジェクトを纏める者
予算管理やスケジュールの管理が杜撰であれば、各方面の様々な方にご迷惑をかけることになります。
誰が何を進めていて、その内容はいつまでに終わらせなければならないのか?
社外の方に何をいつまでに提出し、それらの費用は幾らまでに抑えなければならないのか?
現場が自らの得意分野を進めている間、纏めるべき人間はそのタスクを理解し、適切な指示を出さねばなりません。
それが円滑に準備を進めるための必須項目です。

上記1~5が所謂現場であり、6は1~5を纏め、プロジェクトそのものを成功させるキーマンです。
可能であれば6以外のポジションに2名は欲しいところだと、私は考えています。
というかコミュニティ関連のところは殆ど1人で回していたので、このイベントを経て、安全マージンを取った結果上記の人数が欲しいと感じました。

私たちは少数でオフラインイベントを成功させなければならない状況です。元より人手不足は覚悟の上、それでも成功させなければならない!
人手不足という欠点を、意思決定の速さというメリットで上書きし、怒涛の勢いで準備する期間に突入しました。

株式会社eSportsGigの協力の元、各々の組織が出来ることを全力でやり遂げたと感じています。

さて、やっと元々のテーマであるKINOTROPE CUPに意味はあったのか?
に関してお話ししていきます。

意味は大いにありました!

1,KINOTROPE gamingの認知度が高まった
2,各SNSのフォロワーが爆増した
3,KINOTROPE gamingスタッフがイベント開催のノウハウを獲得できた
4,皆さんが楽しんでくれた

上記3つ、それぞれの意味に関して軽く触れていきましょう。

1,そもそも新設チームが主催する規模のイベントではない事と、演者さんに恵まれ、来日組であるTOR,SSGの選手がプロモーションに協力的であったことが幸いし、KINOTROPE gamingという組織の認知度が確実に高まりました。
今後何をするにしてもSNSのフォロワー数というのはついて回る問題です、2,にも通じますが、認知度が高まり、フォロワーが増えたことによって、
KINOTROPE gamingという組織の可能性が一気に広まりました。

3,スタッフ内にはeスポーツというコミュニティには造詣があるが、所謂裏方仕事はあまり知らないという方もいます。
そういった中でこの規模のイベントを少人数で実現させた事により、
今後同じような規模、もしくはそれ以上の規模のイベントを回すことになっても、さらに効率良く、そしてより良い質のものが出来上がるでしょう。
それだけ今回のイベントでは反省点が多かったという事です。
僕自身の無知によって、関係各所多くの方々に多大なご迷惑をお掛けすることになり、本当に様々な方のご助力でKINOTROPE CUPを実現させることができました。
今回ご助力いただけた分、我々の成長に繋がったので、組織形成という観点では、今回のイベント開催において最も大きな意味があった部分だと感じています。

4,台風8号が接近する中、非常に多くのお客様にご来場いただき、演者さんのお知り合いや、私個人の知人なども顔を出していただきました。
イベント終了後、心身ともにヘトヘトになっている私の元に届く、
ご来場者様と、演者の方々からの御礼や感想のDMで、本当に開催して良かった、頑張って良かったと思えました。
皆さんの笑顔こそがKINOTROPE CUPを開催した最大の意味だと思います。

最後に

長々とご覧いただきありがとうございました。
今回私自身約2年振りとなるイベントの企画・運営でしたが、非常に貴重な経験をさせていただきました。

拙い私を快くサポートしてくださった、関係各所の皆様には本当に感謝の念が絶えません。
今回のKINOTROPE CUPで得た失敗、改善点は間違いなく私の血肉となりました。

そして出演者の皆様にも同様の感謝を。
私自身初めてのApexコミュニティでのイベントという事もあり、
様々なお問い合わせやアドバイスを頂き、大変有難かったです。
今後またご縁がございましたら、是非ご協力いただけますと幸いです。

冒頭にも述べましたが、株式会社eSportsGigではeスポーツに関する様々なお仕事を承っております。
eスポーツに関する知見が全くない!お話だけ聞いてみたい!という方でも大歓迎ですので、お気軽に下記連絡先までお問い合わせください。

それでは皆様、ここまでお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました!
今回の記事はあまり深堀せず、簡単に書いてみました。
もしこの記事に対する反響があれば、KINOTROPE CUP規模のイベントを運営して得た発見や気付き等、私たちと同じようにeスポーツのイベント開催を考えている方のお役に立てるような記事を投稿しようと考えています。

引き続きKINOTROPE gamingの躍進にご期待ください!

【連絡先】
Mail:info@esports-gig.com

【各種URL】

株式会社eSportsGig

KINOTROPE gaming

永田大和 Twitter



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