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KPI管理とは?
皆さん業務を進める中で、KPIという言葉を聞いたことはあるでしょうか?
そんなの当たり前だろ!と怒られてしまいそうですが、今一度、KPIの意味とKPIを管理する目的を投稿したいと思います。
こんにちは、株式会社クロコという会社を経営しております谷田部といいます。
2020年7月に会社を作り、人材にかかわる仕事をしております。
本日の谷田部の流儀は、【KPI管理とは?】について書きたいと思います。
本投稿を読んでほしい方は以下の通りです。
・計画を立ててもうまく物事が進まない方、悩まれている方
・KPIなんて不要だ!と思われている方
KPIとは?
KPIとはKey Performance Indicatorsの略。 日本語に翻訳すると「重要業績評価指標」です。
分かりやすく説明すると、組織の達成目標(売上高など)に対して、目標達成度合いを評価する評価指標です。
KPIの意味とは?
大きく2点あります。
①現場目線での進捗把握
②経営目線での進捗把握
すごくわかりやすく例えると、山登りをイメージしていただき、現場の方は富士山を登ろうとしています。
経営側はヘリコプターで登っている現場を遠くから見ています。
①目線では、富士山ってめちゃくちゃでかいですよね、登っている登山者の目線では山全体を把握することはもちろん不可能です。
目の前の登山道を登るだけで精いっぱいです。地図を片手に今何合目か、ここはどこなのか把握するだけで精いっぱいです。だって平らな道を歩いているわけではないからです。
②目線では、富士山全体を見ることができます。
登山者がどんなルートで登っているかを一目瞭然にみることができます。
しかし、登山者は米粒くらいにしか見えずなぜもっと早く登れないのか?なんでそんな変なところで休憩しているのか?見ることはできません。
1人取り残されている登山者がいますが、なぜ登るのをやめてしまったのかもわかりません。
上記①②の目線を共有するための通信手段、所謂トランシーバーの役割を果たすのがKPIとなります。
イメージできましたか?
よくある失敗例
KPIを経営主導で作成している会社を多く見受けられます。
しかし①②の例を見ていただければわかる通り、②に重点を置いたKPIでは、進捗の確認はできたとしても現場の声を数字で拾うことは不可能です。
また、必要以上に多くの指数をKPIにし現場を疲弊させている会社もよく見ます。
改めて、KPIは現場と経営の通信手段です。
現場は日々過酷な登山道を登っています。ずっと坂道です、岩もゴロゴロしています。
その登山者に対し岩の数を数えろ、登山道の角度を逐一報告しろ、休憩時に飲んだ水の総量を報告しろ、と一方的に押し付けてうまくいくでしょうか?
登山者の目的は富士山の頂上に計画通り(ご来光を見る)登ることです。
うまくいく例
先ほどの失敗例を成功例に活かせば良いのです。
現場には頂上に登るための最短コースを設置し、ストレスなく休憩しながら登れるプランを作成します。
経営はその進捗を見ながら【仮説を立てる】のです。
例えば、進捗が遅れている状況がヘリコプターから見て分かった場合
・もしかしたら想定よりもこの登山道は岩が多くスムーズに登れないのかもしれない
→登山道を変えよう!
→ケガによる離脱リスクが高い、休憩と給水の回数を増やしご来光を1日ずらそう
→この岩道を登れる人間は限られる、チームを再編成し計画通りにすすめよう
最後に
KPI管理といっても、現場と経営ではここまで内容が違うのです。
KPIは、共通で設置しなければいけないことはありません。
これまで見てきた事で確実に一つ言えることは、KPIは経営が見たい数字を設置するのではなく、現場がスムーズに報告できる内容であるべきなのです。
見れたら便利な数字なんて、なんの役にも立たないのです。
だって経営はヘリコプターに乗っています。現場は毎日坂道を一生懸命登っています。
どちらが余裕がないか、わかりますよね。
今一度あなたの会社のKPIを見てみてください。
以上です。
またよろしくお願いいたします。
株式会社クロコ 谷田部
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