経営コンサルが大切にするプロジェクト管理とは?
私は普段、人材事業と合わせて経営コンサル事業を行っています。
経営コンサルでは常にプロジェクトベースで仕事を請け負い、決められた期間、限られたリソースで最大限の効果を発揮できるよう仕事に取り組んでいます。
ではそんな私が普段考えているプロジェクト管理とは?
こんにちは、株式会社クロコという会社を経営しております谷田部といいます。
2020年7月に会社を作り、人材にかかわる仕事をしております。
本日の谷田部の流儀は、ちょうど1年前に【プロジェクトと山登りの関係性】という投稿をさせて頂きました。
そのから1年という月日が経ち新たに見えてきた【プロジェクトと山登りの関係性】について投稿させていただきます。
※1年前の投稿を見ていない方は是非URLよりご覧ください(2分で読める文量です。)
プロジェクトは山登り
1年前の投稿でお伝えした通り、プロジェクトはまさに山登りだと思います。
・プロジェクトを起案し
・ゴールを設定し
・準備を行い
・方向修正し
・ゴールに向かう
プロジェクトというと難しく考える方が多いですが、本質的には非常にシンプルで実は簡単です。
細かいプロジェクト管理、リスク管理、等々も重要ですが、細かい点に着目しすぎると大局が見えなくなり、ある時『あれ?このプロジェクトってなんでやってるんだっけ?』となります。
最悪な想定とポジティブなアウトプット
これはリーダーに求められるプロジェクト管理の重要な部分です。
プロジェクトというのは、新規事業設立や新サービス開発など主に0→1で物事を進めることが多いと思います。
つまり【誰も明確なゴールが見えていない】状態です。
その時リーダーは何を意識しなければいけないでしょうか。
それは、常に最悪の想定を頭の中にしておきながら、常に前向きなポジティブなメッセージを出し続けることです。
最悪の想定とは、
これ以上プロジェクトの成果が良くなければ撤退するデットラインを明確に決めておくこと。
※絶対にメンバーに共有してはいけません。なぜか?人それぞれデットラインの捉え方に差があるためです。
例えばAさんはデットラインぎりぎりまでモチベーションを保てるタイプかもしれませんが、Bさんはもっと早期にモチベーションを失ってしまう可能性があるためです。
ポジティブなアウトプットとは、
メンバーが前向きになるアウトプットです。
例えばプロジェクトの全体進捗が順調である、Aさんの動きが非常に良い。経営サイドからインセンティブが出そう。等
ポイントとしては、
・嘘をつかない
・経営サイドが喜ぶことではなく、メンバーのモチベーションをあげることを最優先にする
・全体的な話ではなく、個人単位までアウトプットの粒度を変える
※プロジェクトリーダーの多くは経営側に良い報告をしたいと考え、メンバーマネジメントをおろそかにすることがあります。
でもそれではメンバーのパフォーマンスを低下させ、結局プロジェクト自体のパフォーマンスを落とすことにつながります。
プロジェクトに適した人材
日頃から複数のプロジェクトに関与している中で、プロジェクトに適した人材とはどのような人材かを考えています。
・前向きである。考えすぎずに行動できる。
・承認欲求が強い
・YESマンでない
綜合的に言うと、猪突猛進が意図的に出来、常に認められたい、目立ちたいと思っており色々な人に噛みつく人です。(笑)
ポイントは、猪突猛進を意図的に出来るという点です。
これが出来る人材は自分の良さを理解しているクレバーな人材で成長曲線が普通の人に比べて1段高いです。
最後に
プロジェクト管理とは、難しい単語を理解する事でもスタートからゴールまで事細かに道筋を作る事ではなくそれよりも人間力が試されるモノです。
日本ではプロジェクト管理というとちょっと特別なものとしてなぜか皆さん肩の力が入ってしまいますが、山登りと一緒なのでもっと気楽に考えた方が良いと思います。
以上、またよろしくお願いいたします。
株式会社クロコ 谷田部
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