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年功序列時代から、減価償却時代の生存戦略

終身雇用の終わり、年功序列の撤廃、成果主義の導入、ジョブ型、労働者を取り巻く環境が日々変化している中で、生き残るための生存戦略について考えてみます。

こんにちは、株式会社クロコという会社を経営しております谷田部といいます。
2020年7月に会社を作り、人材にかかわる仕事をしております。

本日の谷田部の流儀は、【年功序列時代から、減価償却時代の生存戦略】について書きたいと思います。

本投稿を読んでほしい方は以下の通りです。
・今の会社で働き続けることに疑問を持っている方。
・最近の働き方関連のニュースに危機感を持っている方。

年功序列と減価償却について

まず初めに、年功序列と減価償却について簡単に触れておきます。

年功序列とは、官公庁や企業などにおいて勤続年数、年齢などに応じて役職や賃金を上昇させる人事制度・慣習のシステム。

減価償却とは、固定資産の中で時間の経過とともに価値が薄れていくものに関して減価し適正に評価する事。

減価償却は、会計用語で主に固定資産を適正に評価し費用として計上していく際に使われるものです。

今回、働き方という点で減価償却という言葉を採用したのは、決して人をモノとしてみているというわけではなく、【労働者の価値が年を経過するごとに下がる時代】に突入したということを端的に表したかったためです。

生き残るためには?

生存戦略を考えるうえで以下のフレームを頭の中に浮かべてください。

1、現状価値把握 ↴
2、長所(価値・コアスキル)重視のキャリア設計 ↴
3、リスク分散(副業等)

解説すると、

1、現状価値把握

要約すると今のあなたの市場価値です。

サラリーマンの方であれば、今転職活動をした際にどれだけの企業が買い手となってあなたを買ってくれるか、いくらでオファーされるかということです。

勘違いしてはいけない点としては、社内でのあなたの評価は関係ありません。

2、長所(価値・コアスキル)重視のキャリア設計

では、あなたにオファーを出した企業はあなたのどこに価値を感じたのでしょうか?(若さ?・統率力?・人脈?)+あなたのコアスキルは何でしょうか?

価値+コアスキルこれが長所です。

あなたの価値を高めるにはその長所を伸ばせるキャリア設計が必要です。

3、リスク分散(副業等)

価値の把握と、伸ばし方がわかったら、次はリスクを分散しましょう。

今の会社、転職先の会社が存続できるかはあなたではコントロールできません。市況の変化、ステークホルダーの変化等…

つまり、その会社がいつ無くなっても大丈夫なように今の職場以外に自身の価値を発揮できる場所を見つけましょう。

※少し脱線しますが、先日大手航空会社が副業の全面解禁を発表しました。

皆さんはニュースを見てどうお感じになられたでしょうか。

副業という時代のニーズに合わせた対応をするいい会社と思われた方もいるのではないでしょうか。

しかしあのニュースの本質は、会社は従業員の生活を保障することが難しく、今までのように在籍されては困る、収入は他でも確保してほしいということだと思います。

生存戦略というちょっと大げさな題目でしたが、皆さんにご理解いただきたい点としては、自身の価値を今在籍している会社の物差しではなく、社会という大きな物差しで測ってほしいということです。

価値が年々上がるものというのは、希少性が高く(ロレックス)、換金性が高い(金)モノです。

世の中のほとんどのものは年々価値が下がります。

でもそれは当たり前です。毎年給料が上がっていくことを当たり前と思うその既成概念を、是非疑ってみてください。

以上です。
またよろしくお願いいたします。

株式会社クロコ 谷田部

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