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意思決定を高めてもらう方法~実践編~

経営者の方、営業の方、サービスを契約してもらうために相手に意思決定を迫るシチュエーションあると思います。私が人材紹介事業で実施している意思決定を高める方法を公開します。

こんにちは、株式会社クロコという会社を経営しております谷田部といいます。
2020年7月に会社を作り、人材にかかわる仕事をしております。

本日の谷田部の流儀は、ちょうど1年前に【選択肢を少なく意思決定のスピードを上げよう】という投稿をさせて頂きました。

それから1年という月日が経ち、新たに見えてきた【選択肢を少なく意思決定のスピードを上げよう】について投稿させていただきます。

※1年前の投稿を見ていない方は是非URLよりご覧ください(2分で読めます。)


意思決定を高めてもらうためには?

前回の投稿で、意思決定を高めるために、少ない選択肢を活用する『ジャムの法則』を引用しました。

実践的な部分でもこの『選択肢が多過ぎない状態』は重要なキーワードです。

選択肢とは=『情報量』です。

つまり、意思決定を高めてもらうには、情報量を極力減らすことが必要となります。

前提条件を揃える

では、情報量を減らす方法はどうすればよいでしょうか。

ポイントとしては、前提条件と共通認識による情報の省略になります。

どういうことでしょうか。以下の実践編にて実例を交えてお伝えします。

実践編

私は、求職者の方の転職相談にのり、転職の助言と適切な求人の紹介を業務として行っております。

その中で実際に行っている意思決定を高めてもらう方法をお伝えします。

私が、求職者の方に意思決定を求めるシチュエーションとして、世の中に存在する膨大な量の『求人情報』から応募したい求人を選んでもらう場面があります。

その際に、ただ単に、大量の求人票を求職者に送ると求職者の方はその『情報量』の多さで自分に合った求人を選ぶことが困難になります。

※沢山の求人票送られてきたけど、読むだけで疲れる。結局自分に合った求人って・・・。転職を経験された方であれば、一度は経験された事あるのではないでしょうか。

ではどうすればよいでしょうか。

まず、前提条件を求職者の方と作ります。

▼前提条件①
雇用条件(年収や休日休暇等、定量的な部分)

▼前提条件②
風土環境(イケイケ系・落ち着き系、定性的な部分)

次に共通認識を求職者の方と作ります。

▼共通認識①
送る求人情報は前提条件①②を全て網羅しているモノである。

▼共通認識②
求人票は応募したい企業のみ送る。

この前提条件と共通認識をお互いに共有することで、求人情報の9割の情報を削減することが出来ます。

世の中にあるほとんどの企業は同じような給与、同じような福利厚生、同じような制度を持っている為その情報を読んでもらったとしても求職者の意思決定の邪魔になるだけです。

※他社との差別化や、得られるキャリアについては、求人票の1割程度しか情報として載っていないので、その部分のみを切り取ることで求職者の方が自分に合った企業かどうかを見定めるために必要な1割の情報をノイズを排除した形で届けることが出来ます。

最後に

情報過多社会、選択肢の増加、これはある一定量までは双方にとってプラスに働く要素かもしれません。

しかし、ある一定量を超えてからはそれは意思決定を阻害するノイズでしかありません。

お客様に意思決定をしていただく、その為に沢山の情報を用意する時代は終わりました。

以上、またよろしくお願いいたします。
株式会社クロコ 谷田部

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