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手書きで綴る6冊の手帳の使い方【2024年上半期振り返り】


 さて2024年も6月に入り、つまり上半期がもうすぐ終わろうとしています。早すぎない?
 というわけで振り返りなどをしてみようかなと思った時、一番いいのが日々使っている手帳かと思いました。今日はせっかくなので、普段からどんなことを書いているのか、紹介しつつ振り返ってみます。

3月頃、ちょうど2024年四分の一くらいでこんな記事も書いてました。ちょっと置いておく。

 最初に言っておきますがめちゃくちゃ文字数多いです\(^o^)/ どうぞ目次をご利用くださいませ。


1.基本のスケジュール手帳

右側がスケジュール帳、
ケースはA5専用サイズ(オーダーメイド)

メーカー:MDノート
規格:A5サイズ【月間ブロック+横罫・無罫メモ】タイプ
用途:全体スケジュール+家計簿+仕事のあれこれ

 一番使っているし外に唯一持ち歩いているのがこれ。2024年は表紙をゴテゴテに好きなもので飾り立てたせいで「頭の悪い表紙」と日々呼んでいます(誉め言葉)シール貼りまくりなのでMDノート専用の透明カバーを初めてかけました。
 内容は日々のスケジュール(主に仕事)と、家計簿が大半を占めています。ウィークリーページというものがなぜか私は苦手なので、日付が把握できるのはノート頭にあるマンスリーのみ。
 マンスリーにはごくごく簡単に予定を書き込んでいます。仕事の「A勤」とか「映画行く XX時 〇〇ちゃん」みたいに。もしずれ込んだりキャンセルになった時は、消さずにシールを貼って隠してしまいます。あえてそのまま残しておいて、矢印ひっぱって「ここに変更!」て書いたりとかも。
 最近では、誤字脱字、書き損じや変更になった部分も自分の記録の一部かなと思うようになって、以前より「書き直さなければならない」に対するストレスが減りました。

これから作られる8月ページ。
夏の柴犬シールでデコる。
MDノートは飾り気がない&余白が多いので、
気分で好きに装飾できるところも好きです。

 横罫線ページには自分で線を引いて、月ごとのお金が出ていく予定や、簡易的な家計簿をつけています。家計簿も事細かに書いていくとストレスなので、「日用品」「食費・外食費」「交際費」「雑費・趣味」「交通費」「クレジットカード使用履歴」の6科目に分けて、支払いごとに書き込んでいく形。この6科目は私が生活してて使い分けるお金の項目。でも、この6つに落ち着くまで3か月くらいかかりました。
 クレカについては、購入ジャンルに関係なく「クレカで買い物したとき」に書いています。ここも細かくどんなジャンルをどうした……とか書くとストレス(面倒)なので、使ったら書く、というやり方です。
 これまでは自分が何に対してどれだけお金を使っているのかよく分からなかったんですが、自分に合う家計簿をつけ始めたことで「これは趣味の買い物?必要な買い物?」と見直すのにも役に立ちました。だからと言って収支比率が変わるかはまた別問題ですが……ウッ。

線引いて項目書いて、日付・金額・ざっくり内容。
これが私の家計簿フォーマット。

 家計簿のコツはいかに自分がストレスなく、それでいてお金がどう動いているか分かるようにやることだなと……。市販の家計簿も使ったことあるけど、全然続かなかったのが自分で項目を作るようになったら続いているので、良かったなと思ってる部分です。もう1年以上続いてる!
 最後に白紙のページは、仕事の打ち合わせとか、作らなきゃいけない報告書とかの下書きやらメモ書きやらで使っています。白紙、なんでもできるという自由さが最高にいい。

 この手帳は唯一外に持ち歩くものなので、知り合いの革細工職人さんにオーダーメイドで専用のステーショナリーケースというか、手帳専用のバッグを作ってもらいました。色もデザインもオーダーメイド! めちゃくちゃ気に入ってます。中にペンも入れられる。良かったら職人さんも見てあげてください(宣伝)以下はCreemaの紹介ページとインスタグラム。

イタリア産牛革を使用されてて、手触りが滑らか。
使えば使うほど馴染む。
濃いグリーンをメインに、ピンクの指し色を
入れてもらいました。
内側にペンホルダーもついてる!

 まるごとオーダーメイド! 形の決まったお財布やカバンなどは、ふるさと納税でもかなり人気のようです。

2.アイディアノート

メーカー:MDノート
規格:A5サイズ、ブロック方眼罫A
用途:インクやスタンプ台の色見本、シールなどのコラージュ

 こちらは以前も紹介したことのある手帳。最初は文房具の色見本帳にしてたんですが、流石にそれだけだと勿体なくなってきて、買い込んだシールなども使ったコラージュ手帳と化しています。

 この手帳のルールは特にありません。強いて言うとすれば、色見本にする時は自分があとから見やすいようにアウトラインを揃えて書くとか、その時々のレイアウトを整えるくらい。でもあんま守ってないかも……。
 コラージュ部分は逆に「自由であること」がルールかもしれない。出先でもらったショップカードなんかも最近は貼り付けるようになっていて、というのも使っているMDノートサイズがA5と、手帳にしては大きい部類だからだと思います。文字を書いているとでかくなりがちなので、大きいノートのほうが好き。あとたくさんシール貼れる

シールをめちゃくちゃに貼りまくるの、好き!
左のページは買ったばかりのインクお試ししたもの。
新しく手に入れたシャチハタの色も一覧化。
このスタンプは個人作家さんの作品で、
不思議生物かわいい。

3.ゲーム手帳

これもシールを表紙に貼っているので
専用カバーをかけている。
細いペンなら一本差し込んでおけて、
ゲームする時も楽。

メーカー:MDノート
規格:新書サイズ、方眼罫A
用途:ゲームのプレイ記録、メモ

 4月から始めたゲーム手帳。まだ2か月程度の使い心地ですが、当初私の中で問題だった「ゲームの攻略とかやること書いたメモをなくす」ということは解決されました(笑)ここに書いておけばどうやって進めようとしていたか、すぐにわかる!! 育成系やクラフト系もかなり遊ぶし、いろいろソフト反復横跳びするのでごちゃごちゃにならず済んでいます。これを書いているときが楽しいのよ……。なぜ作ったかについては過去の記事より↓

 インスピックを一番使いたかった手帳でもあるので、他の手帳に比べるとシールが多めです。ゲーム中も「手帳に貼りたいからいい感じのスクショ撮っちゃお」が積極的になった気がする。

うまぴょいタキオンの破壊力で脳が溶ける。

 日付シートは田代真理さん(https://note.com/mari_co_room)のデザインが可愛らしくて、横長タイプ、正方形タイプと1シートで両方選べるので使わせていただいております。

4.いいことがあったら書くやつ

今書いてる中では唯一の文庫サイズ。

メーカー:ほぼ日手帳
規格:day-free[A6サイズ/月間+ノート/1月/月曜はじまり]
用途:心に残る「ちょっといい日、楽しかった日」に書く

 これだけめちゃくちゃ漠然とした手帳(笑)「いいことがあったら書くやつ」と普段呼んでいます。もう書いて字のごとく。日記ぽいけど、毎日じゃない。頻度もまちまち、月に一回も書いてない時もありました。なぜなら「今日めっちゃこれよかった~嬉しかった~なんか残しておこ~」というときに書くからです。
 これは今年に入ってから、というより去年の暮れにやろう! と決めて始めました。もう忘れてしまったけど、どなたかの手帳術か何かで「良かったことを書き溜めて自分を肯定する」みたいなのがあって……(全部あいまい)こういうの、今の自分には必要なことかもしれないって思って真似しはじめたわけです。去年の自分は本当にダメの上にダメを重ねて、ダメな自分を受け入れすぎてるきらいがあったので……それこそダメやろ!! と。もっと、自分が普段からやったー! と思ったことを、確かな形で、身近な手の届く小さなところで意識しなきゃいけない、と考えたんですね。

あまりにもプライベートすぎたのでアップ写真。
日付シートなどもお借りして作っています。

 だから、食べに行ったアフタヌーンティー良かった、とか。誰それと遊びに行って楽しかった、とか。本当に、誰にでもあるささいな出来事、他人にはなんでもないけど自分にとっては良かったことを意識して書くようにしている手帳です。
 時々読み返すと、その時の感動や決意を新たにしている過去の自分の様子がわかって、良いメンタルリセットになってます。意識して書いてるので、あくまでも本当に良かったことだけ。悪かったことはむしろ書かないようにしています。

マンスリーページはせっかくなので「いいことがあった日」にシールを貼ることにしました。
5月は計4日、「いいこと」があった様子。

5.デイリーログ

作りたてなので、まだきれいな表紙。

メーカー:MDノート
規格:A5サイズ、方眼罫A
用途:日々の体調記録

 巷の手帳活動をされている皆々様がやっているデイリーログ。今どきは検索したらいくらでも出てきます。私の場合、すでにスケジュールや日々のタスク、残しておきたいことはスケジュール手帳のほうで事足りてるんですが、春に仕事の忙しさで体調を崩した時に思ったのが「体調管理ってうまくできてないな……」でした。
 そう、仕事のスケジュール管理はできてるけど、体調管理はできてない!! 生理周期もなんとなくしか分かってないから、仕事で息抜きするタイミングが分かってない。いざ休みたいなと思った時に休めてない自分がいるのです。だから変な所で皺寄せがきて、結局2~3日動けないとかいうことが発生している……。
 年を取ってきて、「メンタルと体調のバランスが取れないとダメ」ということが如実に表れるようになってきました。すっご~~~く密接に、気持ちがダメだと体に出るし、体がダメだと気持ちも引っ張られたりするんです。若いときじゃ絶対なかったやつ……。どっちかがダメでも、どっちかで補うことができたけど、今はもう無理!!! ということが、やっと分かってきた心が六歳児なので、私も体調記録をつける時がきたかな、と思ったんです。

 まずは手持ちのスケジュール手帳(1)の横罫線を使い、五月の半ばくらいからお試しで体調記録をつけてみました。清書の前の下書きです。自分が欲しい記録がきちんと書けないと記録する意味がないので……このへんは家計簿の考え方と同じでした。いろいろやり方を紹介してくれているコラムとかもたくさんあるんですが、最初は上手くいかなくてもいいから、最終的には自分のフォーマットを決めたほうが続けやすい。
 実はこの時点で、使ってみたいデイリーログのスタンプを見繕ってました(笑)やる気満々!! なかなか使う機会を見いだせてないスタンプをもっと使いたいな~(使わないくせに色がかわいくてシャチハタ買ってる)というのもありました。やっぱり使わないと……。もったいないから……。

6月は梅雨イメージなので涼しげな青系でスタンプ。

 スタンプはminneで探して購入。あとから専門サイトがあったお店だったと知ったけど……!(minneはアプリの支払いシステムがうまく働かず、思いがけず二重払いするところでした……)

 項目は日付、睡眠ログ、体重/体脂肪率/BMI、生活の基礎項目、3食ログ、メモスペースという感じにしました。自分の中で、残しておいたら意識して自分の体調管理がしやすくなると思った項目です。勿論スマホアプリとかでも、こうした項目の数々を一括管理できるものはあるので、自分に合ったツールで見るのが一番かな。
 体重他は、数字を可視化することでここ半年近くサボっていた運動をまた始めようという気になったし……(泣きたくなる下半身と裏切らない数字)食事バランス悪いなあ、とか。寝る寝る詐欺してるなあとか(笑)意識しつつも客観的にリズム管理していけたらいいな。
 今後続けるにあたっては、たとえ書き忘れたり書くことがだるくなって空白になってしまう日があっても、自分を責めない。それはそれ!! これはこれ!! 体調記録してメンタル向上に繋げようとしてるのに、それがストレスになったら本末転倒なので! のんびり続けていきたいと思います。

6.旅行ノート

右上に「城びと」の「シローくん」シールが
貼ってある。

メーカー:MDノート
規格:A5サイズ、無罫A
用途:旅行の記録

 いわゆる「トラベルノート」ですが、例に漏れずMDノートを使用。ここまでくると間違い探しになってくるけど、表紙左上にラベルを貼ってるので自分でノートを間違えることはないです(笑)
 前述した「アイディアノート」や「いいことがあったら書くやつ」に被りそうなんですが(旅行=楽しくていいこと、なので)自分の中でこれは「宿泊が入る旅行」をした際に記録する手帳です。最近は連泊して遠出することが減ってしまったので更新頻度が下がってますが、時々見返すのも楽しいです。写真に加えて、現地の観光施設の入場チケットだとか、そこで見たものの感想とか……まあ普通にトラベルノートですね!

数年前に大分~熊本をドライブ旅行した際のページ。
この手帳には地図書きがち。
白紙の利点は「白紙」であること。

 美術館や博物館でいろいろメモすることも。白紙だとがっつり書けるし、展示品を手書きすることができるので便利がいい(甲冑とかね……。博物館には鉛筆を持っていきます。帰宅したらボールペンなどで思い出し書き込みしたりする。)罫線があると、どうしても「絵」に干渉して分かりにくくなることもあるので、旅行ノートは白紙だと使いやすい。観光地で見かける「記念スタンプ」の類もきれいに押せて満足度◎です。

おまけ・国内観光資源ノート

メーカー:MDノート
規格:A5サイズ、方眼罫A
用途:試験勉強

 最後に、これは日々の手帳というより、現在資格取得のために勉強している科目のノートとして使用しています。
 個人的にコクヨなどに代表される所謂「大学ノート」は、やはり歴史が長いだけあって「書き取り」や「学習」に非常に向いてるんですが、私の場合は勉強が終わると『破棄してしまう確率が高いノート』でもありました。なので、大量の過去問をやる際などにはよく使う……。今回の場合、試験勉強用ではあるんだけど「ずっと手元に残して読み返せるようにしたい」という気持ちがあり、そうした意味からもMDノートを選択しました。

 中身は「国内観光資源」。簡単に言うと、各県に代表される観光スポット一覧です。
 スポットはほぼテキスト丸写しなんですが、地名を言われてもすぐにどの県か分からない、そもそもどんな場所か分からない、想像もつかない……などの問題があり、それならいっそ、自分が「ここに行きたいなあ」と眺めながら思える読み物を作ってしまえば頭に入るのでは!? と考えました。『自分流るるぶ』です。
 地名を書いて、場所のシールを貼って(各県や市町村の行政観光ページから写真を拝借してエーワンのシール紙に印刷)どんな場所なのか説明文を書き込む。ぎっちぎちなんですけどw(やばすぎて写真撮らなかった)

 そういえば、たまたまなのですが、このノートはMDノート×loftのコラボデザインタイプを使っています。引かれている線がうっすらと黄色なんです。loftの黄色。これが写真撮ると消えちゃう消えちゃう(笑)
 普通のMDノートは、角度によってはうっすらグレーグリーンというか、灰色と緑系統のごくごく薄い色合いを感じる落ち着いた雰囲気の線です。loftコラボの線、黄色で視認する分には可愛いんですよ。でも書き込んだりすると、不思議とこの黄色が馴染んで消えたように感じられる。なんとも面白い感触のノートです。まだ売ってるのかなあ。

イエローライン【ロフト限定】
(ロフト公式サイトより)

終わりに

 こうやって振り返って、というか紹介して、読んでくださってる方はお分かりだと思うんですが、MDノート信者なので普段使いのノートはほぼ、株式会社デザインフィルの文房具ブランド「MIDORI(ミドリ)」から出ているMDノートです(笑)MDノートはいいぞ! どんなペンでもインクでも受け止めるし! 私にとってこれ以上ない汎用性と可能性を秘めています。これからも愛用していきたい。

 去年の終わりから今年にかけて文房具沼というものに落ちたことを自覚し、開き直っていろいろと好きなように手書きノート=手帳を作ってきました。今はたくさんのノートをいくつかの用途に合わせて使い分けているんですが、思ってたよりいい具合に続いているので、やっぱり「アナログで書くこと」が性に合っているのだと思います。でも、来年はどうかな。残りの半年で楽しく続いたら来年も同じ冊数でやっていくかもしれないし、満足してやめるかもしれないし。それはまだちょっと分かりませんが、今あるノートたちは少なくとも最後のページまで使いきっていきたいです。

では本日はこのへんで。ご覧いただきありがとうございました!

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