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好きを「好き」と言いたいだけ。自信なんてない。

こんばんはのようなこんにちは、くろだです。

今日のnoteも読んでいってくださいな。


昔から「人前で表現できる人」をすごいなと思っていた。

小学3年生頃だろうか、僕のクラスは小学生らしからぬ静かなクラスだった。

いやまぁ僕の中ではそれが普通なのだけど、小学生が授業を受けていると「はい!はい!」と多くの生徒が手を挙げて、先生に指された生徒は喜び、指されなかった生徒は落胆する。

そんなイメージがあるだろ。

イメージが湧かない人は学習塾や予備校みたいな「子ども教育」のCMを見てみてね。

そんな中、全然手を挙げて発表しない僕らに先生が言った。

「自分が思ったことはクラスでも10人くらいは思った人がいる。だからその人のためにも手を挙げて発表してね」

記憶力が終わっており、学生時代はおろか昨日の晩ご飯もまともに思い出せない僕だけど、その教えはなぜか覚えている。

ただ、だからと言って手を挙げるようにはなってない。

その教えから手を挙げる生徒は増えたが、そこに僕はいなかった。

  • 手を挙げて、指されて、間違えたらどうする?

  • 話始めるときに声がうわずったらどうする?

  • イスや机に引っかかり、立つのに手間取ったらどうする?

とにかく「失敗」というものを恐れるガキだった。

まぁでも仕方無い。

トイレで大便をしただけでイジられる世界である。

それが嫌だったのだろう。

我慢して結局漏らした生徒を何人も見てきた。

何か変なことをすればつるし上げられるし、先生も紐を解こうとはしてくれない。


人は基本的に独りである。

どんなに愛し合っていても異なるところはあり、二人は二人で一つにはなれない。

でも独りでは生きていけず、必ず人の手を借りて生きることになる。

ならばせめてひっそりと生きていよう。

なんだか物語の導入で使えそうな言い回しだ。

決して小学生の僕がそう思っていたわけじゃない。

いや、思っていたかもしれないが、こんな言語化能力は持ってなかった。

なんとなく感じていただけである。


だからこそ「人前で表現できる人」をすごいと思った。

大きいことを言うならステージの上で、自分が作った音楽を披露する人。

「人前で表現する」の最たる例である。

身近なことで言うと、それこそ座っている生徒の中で立ち上がり、意見を述べる同級生だね。

「すごいな」というか「よくやるよな」と”感心”してる感じかな。

偉そうでムカつくガキである。


さて、そんなガキが「note」というネットの場ではあるものの「人前で表現する」ということをやっている。

やってみて思うのは「自信があるからやる」ってわけじゃないということ。

手を挙げて表現する人は、自分の意見に自信があるからやっているのだと思っていた。

もちろんそういう人もいるだろうが、僕はそうじゃない。

『Minecraft』というゲームを細々と動画にしながらプレイしている。

マイクラ実況者は自分のプレイに自信があるから動画にしているのだと思うだろ?

僕はそうじゃない。

自信なんてこれっぽっちもない。

プロフィールには「和風建築をする」じゃなくて「和風建築が好き」と書いてある。

自分に和風建築のスキルがあるとは微塵も思っていない。

だけど好きなのだ。

「好きなものを『好き』と言いたい」

ただそれだけである。


noteでも同じだ。

マンガやアニメが好きだ。

だから「感想文」を書いている。

歴史的な話も好きだ。

だから歴史を作る「今」の話題にも興味があるし、必要ならば自分の主義主張も表現する。

ただその主張に絶対的な自信があるかというとそうじゃない。

理想を持ちながら「現実的な落としどころはここだよね」を持ってる感じ。

自分の中に一貫性はあるのだが、それを説明するには語彙力が足りない。

だからと言って口を閉じれば、語彙力は育たない。

稚拙であっても表現していかなければ、好きを「好き」と言えないのだ。


結論に入ろう。

「人前で表現できる人」をすごいなと思っていたが、自分がやってみて思ったのは「そんな大層なものでもない」ということ。

「自信のある人がやること」と思っていたが、そう見えるだけで虚勢である。

ただ言いたいことを我慢できないだけなんだ。

ボールを持ったら投げたくなるみたいな。

理想としてはキャッチボールの相手をしてほしいが、壁当てでも十分に楽しめる。

そんなボッチの壁当てに「スキ」を押してくれたり、コメントしてくれたりするのはとてもありがたい。

表現者は存在を認識されるだけで喜ぶ変態である。


以上!くろだでした。

読んでくれてありがとうございました。

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ではまた👋


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