大谷さんと原さんは触れてほしくない
まずはこれを言わなくてはね。
大谷翔平さん、ご結婚おめでとうございます!
野球経験が無く、特定の球団を応援しているわけではない、ましてや”大谷翔平”との関わりなんて一切無い僕だけど、今まで散々noteでネタにしてきた人である。
野球に関しては2回ほど少年野球チームを見学しに行ったことがある。
でも結局入らなかった。
ので、僕の野球経験は学校の体育の授業と父親とのキャッチボールくらいかな。
とは言いつつも野球は好きだ。
小さい頃、アニメ『メジャー』を見ていたし、イチローさんのプレイ集を見るのも好き。
去年のWBCも盛り上がっていた。
「プレイはしないけど見るのは好き」
そんな感じの距離感である。
大谷翔平さんが結婚した。
僕は男なので、はなから「大谷翔平との結婚」なんて想像していない。
だから「大谷ロス」ということもなく、単純に「結婚したんだ。おめでたいね」という静かな祝福感情があるだけである。
今日僕がネタにしたいのは「結婚記者会見」の方である。
さらーっと淡々と、記者からの質問をのらりくらりと交わしながら「結婚したよ」とだけ言う会見。
「もっと知りたい!」と思う人もいるだろうが、僕は「プロだな」と思ったね。
野球選手とは野球選手である。
なんか政治家さんが言いそうな言い回しだけど、野球選手は野球選手だよね。
野球をする人。
球場で活躍して、人を呼び込んで、入場代やグッズ代でビジネスをする。
さらに有名になれば広告収入だって入るだろう。
とにかく、野球選手とは野球選手なのだ。
大谷翔平さんはこれを完璧に遂行しようとしている”プロ”である。
「野球選手なのだから野球で語れ」と言わんばかりでしょ。
でもこの情報社会でこれだけ有名になってしまうと、どこへ行くにも「人の目」が付いて回る。
だから今回の記者会見で「今後僕が女性と歩いていたらそれは配偶者だよ。だからそこは気にせず僕の野球を見てね」というメッセージを発したのだと思う。
どこまで行っても”プロ”野球選手なのである。
人にはいろいろな思惑がある。
プロ野球選手だって「野球」という界隈で有名になって、テレビに出るようなタレントになりたい人もいるはずだ。
「有名になる」
「そのために野球で名を上げる」
別にこの人生設計は間違いじゃない。
むしろ、ものすごく合理的である。
もし大谷さんもこうなりたいとしたら、彼には二つの道がある。
一つ目は「すべてを開示する」方法。
二つ目は「秘密を多く残す」方法。
今回大谷さんは後者を選んだ。
それはこの先、大谷さんが現役を引退したあとに披露する「ネタのストック」的な意味があるのかもしれない。
引退したあとに「実はあの時・・・」みたいに語れば、当時を知ってる僕らみたいな人は興味津々で話を聴くでしょ。
そういう未来のために今は秘密にしているのかもしれない。
もしくは野球に集中したいから、それ以外のことに神経を割きたくないとかね。
むしろこっちが大谷さんらしい。
「自分が提供したいコンテンツは野球である」
そうやって芯がはっきりしているから、それ以外のことは明言しない。
だって野球の成績に「妻が誰か」は関係ないでしょ。
あとは単純に、野球以外には関わって欲しくないのかも。
『僕ヤバ』の8巻、修学旅行回で原さんカップルがフラッシュモブされる話があり、そこで原さんが「ね、こういうのやめて。照れとかじゃなく、本当に。」と真顔で言うシーンがある。
学校内で「誰と誰が付き合ってる」という情報は、しばしば娯楽として流通する。
それはカップル当人も承知しており、それを周知することで「察する」という暗黙の了解が使えるようになる。
「今日は二人で帰るっぽいから誘わないでおこう」みたいなね。
でも「手繋いだ?」「チューした?」「神った?」と、二人の進展を聞かれるのはさすがに鬱陶しいのだろう。
「付き合ってるという娯楽を提供しているのだから、それ以上は関わるな。」
自分たちの恋路をドラマやアニメみたいなコンテンツとされる不快感は、パーソナルスペースを侵害されるようなもの。
だから原さんは本気で嫌がったのだと思う
大谷さんもおそらくこのタイプなんだろうね。
だから今回のnoteの結論としては、こんなnoteを書いてごめんなさい。
「ファンの皆さんに快適に野球を楽しんでもらうために結婚発表するよ」というのが大谷さんの意向であるにも関わらず、こんな賑やかしのnoteを書いてしまった。
でもさ、最近『僕ヤバ』を読み始めて、修学旅行回の原さんを見て「大谷さんみたいだ」と思ってしまったのだ。
表現者としては書かざるをえないだろ?
そんな言い訳をしつつ、結婚を祝福しつつ、『僕ヤバ』を忍ばせつつのnoteでした。
以上!くろだでした。
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