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なぜnoteを読むのだろう
ここ”note”という場所にはいろんな人がいる。
日々の日常を独自の視点で見ている人
ノウハウを表現してファンを教育している人
僕が経験したことのない突飛な経験をしている人
僕には突飛な経験も無ければ、人に教えられるようなノウハウも無い。
できるのは日常を僕が見てどう見えたかの”視点を共有すること”だけだ。
しかし、「そこに需要があるのか?」と問われると自信が無い。
最近明らかにスキの数が減っている。
このnote以来、スキが10を超えていない。
理由はわかっている。
初心者じゃなくなったから。
noteを書き始めて10日くらいは「初心者」と言っても差し支えはないだろう。
だからみなさんフォローをしてくれるし、スキも押してくれる。
「初心者のnoteはおすすめに表示されやすい」なんてアルゴリズムがあるのかもしれない。
しかし今日で2週間の毎日投稿を達成した。
もうここらでビギナーズラックはおしまいかな。
とはいえ、僕はまだ終わりじゃない。
おすすめ表示の優先順位が落ちただけである。
読んでもらえれば、スキを押してもらえることはわかっている。
ならば読まれるようなnoteを書けばいいだけだ。
「読まれるnote」とは、どのようなものだろうか?
一つ言えるのは、僕みたいな「何者かわからない奴の日常には誰も興味は無い」ということ。
僕が朝に何を食べ、どんな生活をし、どんな夢を見ているのか。
これはファンなら当然気になること。
しかし僕にファンはいない。
いるならコメントよろしく!
だから「今日は〇〇をしてる」なんて発信は意味が無い。
とも言い切れない。
たしかに「今日~した」って発信は誰も興味を示さない。
だけどその日常を”どう感じたか”。
これを認識し、表現できたのなら、人はあなたの発信に興味を示すかもしれない。
例えば電車に乗っているとしよう。
通勤や通学、どこか遊びに行くでもいい。
とにかく電車に乗っているのだ。
席はどこも埋まっていて、あなたはつり革を掴んで立っている。
電車が駅に止まる。
目の前の席が空いた。
こんな情景は日常にありふれている。
これを発信しても「席が空いて良かったね」なんて言われることはない。
ではここにあなたが見た”光景”を足してみよう。
窓を見ると反射で後ろの様子が見える。
おばあちゃんが立っている。
少し腰の曲がったおばあちゃんだ。
おやおや?となる。
だいぶ状況が変わったな。
普段なら自分が座るところである。
しかしさっきおばあちゃんが立っているのを見てしまった。
声をかけて座らせてあげるべきか?
そうこう悩んでいると電車は走り出した。
目の前の席はまだ空いている。
さぁここからあなたはどうするのか!?
「走ってる最中に移動させるのは危ないよな」
そんな発想にいたり、おばあちゃんには話しかけなかった。
もしかしたらおばあちゃんが席の空きに気がつき座るかもしれない。
そうやって一駅、二駅と電車は進む。
窓を見るとまだ、おばあちゃんは立っていた。
結局言えなかったんだね。
こんな感じで物語性があると、人は続きを読みたくなる。
しかしこんな物語が日常に溢れているわけじゃない。
おばあちゃんが立っている状況なんてそんなに無いし、自分が席を譲る場面もそう出会えるものじゃない。
ここであなたの”感情”の出番である。
「おばあちゃんに席を譲っていれば、こんなモヤモヤすることは無かったのに」と思ったのなら、「やろうと思ったらすぐ動こう!」という発信ができる。
「もし、席を示して『大丈夫ですよ』なんて断られたら恥をかいただろうな。動かなくてよかった」と思うのなら、「惨禍の時は目立たないようにすること」なんて発信もできるだろう。
嫌われキャラで行くなら「おばあちゃん周り見えてないよね笑」と嘲笑することもできる。
何が言いたいかというと、一つの出来事も感情次第でいくつものネタになるということ。
そしてあなたの感じた感情は人にとって新鮮な感情を映す。
もし、「おばあちゃん周り見えてなくて草」という趣旨で発信したら、多くの人から反感を買うだろうね。
なぜなら多くの人はこの視点でこの出来事を見ていないから。
だから新しい視点に見えて、それが不快で、反感が湧く。
でも反対に、「譲ればよかった」という後悔を学びに変えて「今回は譲れた」というストーリーができれば、多くの人は賞賛をするだろう。
これは「後悔からの成長」という視点を読者に見せることができるから。
「電車で席を譲る」という日常にありふれた光景を、自分の感情を入れて話すこと。
それによって読者に新しい視点を届けることができれば、あなたを見たことが無い人にまでnoteが広がっていくだろう。
これは僕がこのnoteを読んで感じた感情であり、僕の視点。
これを読んでどう感じたか、その感情を連鎖させてくれ。
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